Q. エンジンの排気量が中途半端なのはなぜ?
A. 加工時の誤差で免許や車検制度の区分を超えないようマージンを設けているから
バイクの名前に250や400と付いていても、実際にカタログのスペック表を見てみると、排気量は249㏄や399㏄など中途半端だったりする。この微妙に数㏄だけ少ないのはなんで?と思う人もいることだろう。これはエンジンの排気量をどんなにキリがいい数字に設計しても、加工の段階でごくわずかな誤差が生じてしまうからだ。運転免許や車検、税金など様々な制度で区分が決められており、適合させるためには、誤差によってそれを超えないようにマージンを設けているのだ。
Q. ビッグバイクは上限がないはずだけど、やっぱり排気量は中途半端なのはなぜ?
A. メーカーがその排気量が最適だと判断しているから
エンジンの総排気量が400㏄を超えるバイクは大型自動二輪車となり、排気量の上限はない。それでも998㏄や1297㏄だったりするのはなぜか? その排気量がパワーと重量のバランスがいいから、無理に排気量をキリのよい数字にしてもメリットがないから、そもそも端数を出さないのが難しい、など理由は様々あるが、一言で言えば“メーカーがその排気量が最適”と判断しているからだろう。