グリップからレバーまでの距離を変えて握力を最大限発揮できる状態を作ろう!
人間の指は、伸び切った状態よりもある程度曲げた方が大きな握力を発揮できるため、レバー操作時の指の曲がり具合は非常に重要だ。これを適切な状態に調整するには、グリップからレバーまでの距離を変えて握力を最大限発揮できる状態を作ってやればいい。この項目はライダーの手の大きさ・指の長さによってかなり差が出るパートで、レバー操作が重いと感じる場合などに有効だ。気になる人は念入りにチェックしておこう。
使用する工具
レバーの握り幅の目安
レバーの“遊び”って何?
グローブをはめて調整しよう
ブレーキレバーの場合
アジャスター機構は様々なタイプがある
アジャスター機構がないタイプも
クラッチレバーの場合
1. ロックナットを緩める
2. アジャスターを回して調整
3. ロックナットを本締めする
油圧式クラッチの場合
お手軽にレバーの操作感を改善できた
レバーの幅をうまく調整すると、レバー操作がとたんに軽く感じることがある。これは最初の方でも述べたけれど 握力を効率よくレバーに伝えられるようになった結果だ。クラッチそのものを軽くするには社外パーツに変更する必要があるけれど、この方法なら少しの手間をかけるだけで同様の効果が期待できる。とくにクラッチレバーは、エンジンパワーが上がるにつれて重くなる傾向にあるので、ハイパワーモデルのオーナーはとくに気をつかいたいポイントだ。