はじめてのセルフサービスのガソリンスタンドでの給油作業も、きちんと手順を把握しておけば安心だ
バイクは燃料がないと走れないもの。今でこそ電動バイクも登場してきているが、その数はごくわずか。これからバイクを選ぶという人も、自分のバイクはガソリン車であると思っていい。
ゆえにガソリンスタンドで給油する手順を把握しておくことは、ライダーにとって必須事項。ガソリンスタンドというと身近にあるイメージだが、クルマやバイクに乗るまで利用することはほぼないため、免許を取得直後にいざ給油しなきゃとなった時、不安を感じる人もいるだろう。そこでここでは給油の手順についてザッと紹介させていただきたい。
ガソリンスタンドには主に店員さんが給油作業をしてくれるフルサービスと、自分で作業をするセルフサービスが存在するが、ここでは手順の多いセルフサービスについて解説する。
フルサービスの(店員さんが給油してくれる)場合
フルサービスのスタンドでは、店員さんに油種と支払方法、給油量を伝え、給油口を開ければあとは自動的にことが進む。“レギュラー(ハイオク)、現金、満タンで”が基本の合言葉だ。
スタンドは路面にクセがある!
ガソリンスタンドの地面はコンクリートであることがほとんどであり、その上にガソリンや機械油、清掃用の水が撒かれていてすべりやすいことがあるので注意。また、排水用の溝や段差もあるので低速走行とはいえ気を付けつつ運転しよう。
航続可能距離を把握しよう
どのタイミングで給油するかも重要だ。あらかじめ燃費を測っておけば、“あと〇lあるから〇kmは走れるな”と推測することができるのだ。燃費は走行した距離を給油量で割れば算出することができる。メーターに燃料計がない場合は、最後の給油時にトリップメーターをリセットして、そこから何km走ったかで大体の残量を把握しよう。
油種は指定されたものを入れる
ガソリンにはレギュラーとハイオクの2種類がある。ハイオクはオクタン価という数値が高いガソリンのことだ。オクタン価が低いとガソリンが圧縮時に着火してしまうノッキング現象が起こりやすい。そのため、圧縮比の高いハイパフォーマンスバイクはハイオクを使用するようにしているのだ