バイクライフの第一歩! 車両購入にまつわるトラブルを回避する

今後のバイクライフを左右するトラブルも?

せっかく買ったバイクもトラブルばかりで、乗っている時間より修理している時間の方が長い…。そんなことになると、とたんにバイクライフはつまらないモノになってしまうのではないだろうか。しかもそれが初めての1台だったら…。「バイクってこんなにトラブルの多いものなのか、もういいや」と、バイクの楽しみはこれからというときに、その一端も体験しないままバイクを降りてしまいかねない。

 

これを読んでいるアナタはそうならないよう、車両購入時に起こりがちなトラブルを知り、その対処法を予習しておこう。まずはどんなトラブルが考えられるだろうか?

 

バイクの調子が悪くてツーリングを欠席
バイクの調子が悪くてはツーリングも欠席せざるを得ない。誘ってくれた人にも悪いし、1人だけ置いてツーリングに出かける方も何となく気まずい気持ちに
トラブルケーススタディ

激安物件に飛びついた結果、 かえって高くついてしまった

「免許を取ったばかりでお金がない」→「とりあえずネットで安いバイクを購入」→「故障続きで修理費が○万円もかかった」…というのは、もはやビギナーがおちいるトラブルのテンプレと言ってしまってもいいほどよく聞く話。その○万円でトラブルが解決し、その後も問題なく乗り続けられれば幸運なのだけど、なかには直しても直しても不具合が出て、修理費用が車体価格を超えてしまったり、総額がとんでもないことになって「新車のバイクが買えたなぁ」なんて後悔することもめずらしい話ではない。というか、ここまでがテンプレになっていると言ってもいいくらいだ。格安バイクを買って自分で直して工賃も浮かせる…。そんなやり方は整備力はもちろんのこと、経験も備わったベテランだからこそできること。自信のない人は、初めに高いお金を払ってでも、状態のいい車両を手に入れた方が結果的に安くあがることだってあるのだ。

予想外の修理代を要求
パーツの価格や工賃の相場がわからないと、予想外の修理代を要求されて驚くことも。車両を安く買った場合だと、なおのこと高く感じてしまうだろう

車両価格=支払総額だと勘違いして予算オーバー

バイクを購入する際は、車体価格の他に税金や保険などの諸経費が加算されるため、いくらか余分に支払う必要がある。ざっくり言うと車体価格に3〜5万円ほどの金額が上乗せされるので、車体価格だけで予算を組むと、お金が足りない事態におちいる場合もある。お店の展示車両に掲示された金額は車体価格である場合も多いが、お店によっては車体に総支払額を表示していることも。しっかり確認しよう。

人気モデルの長期入荷待ち

欲しいモデルやカラーが発表になったら、それを入手するためにショップに予約を入れる必要があるのだが、予約をしたからといって発売日当日に必ず購入できるというわけではない。とくに生産台数の少ないモデルや人気車種は、お店に入荷する台数も限られており、予約件数が入荷台数を上回った場合、予約をしたにもかかわらず何ヶ月も待たされることがある。大型連休に合わせて乗り始められると思ったのに納車が遅れてしまった…、というのもよくあるトラブルだ。

2008年モデル Ninja250R
有名な話が2008年に発売されたニンジャ250R。待望のフルカウル250ccの登場ということで人気を博し、各地で品切れ・品薄状態が続いた

スタッフの体験談

ツーリング主催者なのにバイクに乗れないなんて…

初めてのバイク、ホンダのホーネットを買ったときのことです。バイクショップのことはよくわからなかったので、インターネットの中古バイク検索サイトで見つけたお店で、ほぼ店員さん任せでバイクを購入。後からわかったことなのですが、実はあまり評判のいい店ではなかったみたいです。でも初めてのバイクだから調子がいいのかどうかもわからずに喜んで乗っていました。でも買って半年ほどでエンジンからポタポタとオイル漏れをするようになり、一度は修理したものの、ある日ツーリングに出かけようとした瞬間、突然オイル漏れの症状が悪化し、オイルがドバーッと滝のようにこぼれ落ちる事態に発展。即入院です。その日のツーリングは私が主催したマスツーだったのですが、主催者の私はバイクで参加できず、友人のリヤシートにタンデムで参加という、なんともカッコがつかないツーリングになってしまいました。

この記事が気に入ったら
いいね!とフォローしよう

タンデムスタイルの最新の情報をお届けします