バイクに乗っていれば多かれ少なかれ何かしらのトラブルに見舞われるもの。そこでタンデムスタイルが独自にアンケートを行ない、ライダーたちが遭遇したことのあるトラブルについて聞いてみたぞ。
アンケートに協力してくれたのは50人のライダーたち。経験したことのあるトラブルの内訳としては、大きく分けると「ツーリング中のトラブル」と「故障・メカニカルトラブル」で合計66%を占める結果となった。
続いてライダーたちのトラブルについての考え方を聞いたところ、「トラブルを経て得たものがある」と答えた人が90%だった。ただし愛車の故障は68%の人が「まったく故障しないのが理想」と回答し、逆に32%の人は「少し故障する方が愛着がわく」と回答。さらに「ツーリングはトラブルがあったほうが楽しい」と答えた人が32%、また「トラブルはバネにして楽しめばいい」と「むしろ遭遇したい」と答えた人が合わせて68%いるなど、ライダーはトラブルに対し、ポジティブに捉える人が多い模様。まぁ、トラブルも程度によると思うけど…。
以下は、個別に経験したことのあるトラブルの回答を掲載。いやはや不可抗力なトラブルもあれば、やらかしちゃった系もあって、なかなか面白い(失礼!)ですね。
こんなトラブルがありました!
渋滞にはまって水温計が上昇。近くの神社で、水を補充しました。(Aさん/44歳)
雨の中央道。双葉SAに入る時、接続部の鉄板で後輪が滑った。(CB400SB/52歳)
サイドスタンドの戻し忘れで、1速に入れたらエンスト。(ヨッチン/47歳)
立ちゴケとかしてレバーなどを折ってしまった。(タツアキ/51歳)
高速道路を走行中にクランクケースが割れてしまった。(おじさま/64歳)
走行中に何度もエンジンが止まる!(はんぎょどん/48歳)
マフラーとエキパイを盗まれそうになった。(米谷/57歳)
突然エンジンがかからなくなった。(セルは回る)(Yさん/33歳)
走ってる最中になんの前触れもなく急にエンストする。電装系がつかなくなる。(rider_kids/27歳)
トラブルというか、新車で買ったバイク全てがリコール対象になってしまった。(国内4メーカー)(キャプテン イラりん/43歳)
東日本大震災の復興が始まった頃、住めなくなった住居などを解体した廃材の何かが道路に落ちてたらしく、パンク。喧嘩直後の嫁さんに「迎えに来て」って言うのが辛かった(笑)。(バカ猿/47歳)
ツーリング中にバイクを指定された場所(緩い下り坂)に停めました。停めた時は緩い坂だし大丈夫だろうと思っていたのですが、バイクのスタンドを払って後ろ向きに動かした時、バイクがなかなか進まず苦労しました。(Uさん/33歳)
Uターンの練習中にふらついたため、停止しようとブレーキをかけたところ、クラッチ操作を誤りバイクが前にずれ、左足がついていけずに後ろ側にいってしまい、超スローな立ちごけをしました。(BObsuke・47歳)
真夏の朝一で元気良くエンジンが掛ったのだが、昼過ぎに出先で乗ろうとしたらいきなりバッテリーが死亡。(Yさん/44歳)
リアキャリアに載せていたパニアケースがベースにロックされていなかったため、段差を乗り越えたはずみで落下してしまった。緩い下り坂だったのでそのまま100mくらい転がり続けた。早朝で前後に車がいなかったため事故にはならなかったが、当然ボックスは傷だらけになってしまった。奇跡的に中身は無傷でした。(へいず/25歳)
友達と3台でツーリングをしていて、車種はVTZ250、ニンジャ250、私がCB1300SBでVTが先頭を走っていた。下りの連続S字が続いていて、最初の右カーブを曲がろうとしたら後ろを走っていたニンジャがすぐ右隣にいて、間に合わずに縁石に突っ込んだ。右ステップ全損、マフラーなどに大きな傷が出来た。身体に外傷がなかった為、ツーリングは続行。その後は何事もなく帰りついた。(紅の豚/22歳)
北海道ツーリングの最中、宿泊先の駐車場にバイクを泊めて夜ご飯を買って戻ると、車にぶつけられて転倒したCBRが。。。その後ぶつけた相手が丁寧な応対をしてくれたおかげで、事なきを得ましたが、、。(おらふ/23歳)
長野にツーリングに行ったときのこと。11月の終わりで宿の方にも「そろそろ雪あぶないよ」と言われていたのですが、バイクで行って、あと峠を登れば宿という所でまさかの大雪! 宿に電話をしてなんとかなりましたが、あの時は本当に泣きそうになりました。(Hさん/39歳)
九州をツーリング中、宮崎県日南付近を走行中に2スト車のオイルポンプトラブルにより、焼き付き発生。当然バイクは不動、約5キロの道のりを手押しで移動し、最寄りのバイク屋さんに助けを求めた。(なまこ/45歳)
ツーリング先でエンジンチェックランプが点滅。しばらくしたらランプは消え、その後何もなかったが、別の日にツーリングに出かけ、帰り際に同じ症状が。今度はバッテリー警告灯も点灯。なんとか家には辿り着いたが。。。結局レギュレーターを購入して自分で交換。(だしっちょ/39歳)
バイクを買って3週間目。サービス出勤で職場に。春一番の強風が吹き荒れる中、昼飯を調達して戻ってきたら、駐車していたバイクが横転していた。カウルは割れ、オプション装着していたナックルガードとロングスクリーンにも傷が付いた。(Mさん/42歳)
2泊3日の旅行で通る予定だった道が地震の影響で通行止めに。迂回路の林道(舗装路)を走っているとき、約30km/hで減速を始めた瞬間にフロントをロックさせて転倒した。右足の親指を脱臼したので、病院で処置をしてもらってツーリングを再開した。(CB系一筋/31歳)
息子とタンデムで出掛けた帰り、自宅近くの運送会社前の道路を左折するとき、路面に大きく黒いエンジンオイルが湿った状況が確認出来たので、減速し低速にて大回りで避けて通過しようとしましたが、後輪が内輪差でオイルに乗り滑ってしまい、子供共々5m程転倒して飛ばされました。減速していた事で、私と愛車の擦り傷程度で済みました。タンデムしていた小学生の息子が全くの無傷だったのが、不幸中の幸いでした。(タネウマライダー/44歳)
知人からRG250Γを譲ってもらい、懸命に整備して走行可能に。初めての奥多摩ツーリングの時にプラグがかぶってしまい途中でプラグ交換を始めたところ、バッテリーの+端子にタンクの端が接触、メインハーネスが白煙を上げて燃えてしまった。(夜の紅茶/31歳)
12月の寒い日にいつも通りに会社に愛機で行き、一日仕事をして帰ろうとしたところ、バッテリーがあがっていてエンジンをかける事が出来なかった。うちの愛機はクラッチレス機だったので押しがけもできず、JAFが来てくれるまでの40分、極寒の中で待ち続けた(Nさん/48歳)
ブレーキホースを交換しようと思い某用品量販店へ。ヤマハのネジピッチは1.25であることを調べて、間違いの無いよう何度も確認してパーツを購入。が、いざ作業を始めると、ネジが合わない。ああ、マスターが社外品であることをすっかり忘れていた。バイクは乗れないので自転車で再び用品量販店へ行くはめに。そしてピッチ1.00のバンジョーボルトを購入。店員さんの目が「プッ、こいつ間違えたんだ」と言っているような被害妄想にかられ、逃げるように店を出た。(Oさん/49歳)
※アンケートはタンデムスタイル No.165(2015年12月24日発売)にて実施。フルネームでの本誌掲載はイニシャルに変更。年齢は当時