教習所は自分の生活圏内+αで選ぼう!
日々の生活サイクルに合うことが重要
まず教習所を選ぶときの基準として、“生活圏内にあること”は絶対条件だ。あまりにも遠いところを選んでしまうと、生活サイクルがうまく回らなくなってしまい、けっきょく教習所に行くのがおっくうになるなんてことも…。
そんなことにならないためにも、家や学校、職場の近くなど、生活圏内にある教習所の中から自分に合った教習所を探していこう。教習料金が安いところ、キャンペーン内容が充実しているところ、評判がいいところ、校風が合うかどうかなどを参考に、自分が何を一番に優先したいのかをしっかり考えて決めると、失敗は少ないだろう。
また、マンガや雑誌が置いてあったり、女性向けにネイルケアのサービスを行なっていたりと、教習の合間の待ち時間を充実させる“教習内容より待ち時間充実型”もある。
少子化にともなって教習所へ通う人も減り、厳しいだけの教習所は流行らない。むしろ教習生確保のために工夫をしているところが多い。そんな個性豊かな教習所から、自分のお気に入りを見つけよう!
はじめての免許取得なら公認教習所を選ぼう
教習所を選ぶ前にまず知っておいてほしいのが、教習所には公認・非公認があるということ。
公認教習所とは
各都道府県の公安委員会から指定を受けた教習所のことで、ほとんどの教習所がこれに当てはまる。最後に運転免許試験場で行なわれる卒業検定(筆記)以外はすべて教習所で受けることができるので手間がかからない。指定自動車教習所とも言われる。
非公認教習所とは
各都道府県の公安委員会から指定を受けていない教習所のことで、技能の授業を行なう以外は試験や学科講習を実施しておらず、試験を受けるたびに運転免許試験場に行かなくてはならないので、かなり手間がかかってしまう。
※非公認教習所の中でも、さらに届出自動車教習所や特定届出自動車教習所、指定外自動車教習所など分かれているのだが、ここでの説明は割愛する。
非公認教習所は教習時間が短く費用が安めというメリットはあるものの、はじめての二輪免許取得の場合はしっかりと技術も身につき手間も少ない公認教習所を選べば安心だ。
教習所の繁忙期・閑散期を見極めよう
クルマの教習とバイクの教習は繁忙期が少し異なる。クルマの教習は学生の長期休暇にあたる1~3月、7~8月が繁忙期になるが、バイクの場合1~3月は閑散期になる。
それは地域によりけりだけれど冬は寒いからだ。とくに積雪するようなところでの二輪教習は困難なため、4月から徐々に増え始め10月までがピークになる場合が多い。なので新学期が始まったばかりの4月か、寒くなり始める11月がねらい目となる。
送迎バスを活用しよう
最近は送迎バスが出ている教習所が多く、なかには何と家まで送迎してくれるところもあるそうだ。予約制もあれば、巡回バスの乗車口に行けば予約なしで乗れるところもある。
キャンペーンを重視しても◎
最近は手の込んだキャンペーンやプランが多く、充実度合いで教習所を選んでも◎。編集部が調べてみたところ、さまざまなキャンペーン・プランがあった。
- 二輪の教習生にグローブをプレゼント
- 専属プランナーに教習の予定を丸投げプラン
- バイク用品店のクーポン券プレゼント
などなど。自分の用途に合ったものを選べば、教習がより充実するかも!
合宿免許もあるよ
「“生活圏内にあること”は絶対条件だ」と声高に訴えたが例外もある、それが合宿免許だ。
学科・技能の教習予定を教習所側ですべて組んでくれるので、自分で予約をするのが面倒な人や、新たな人との出会いに期待する人にもオススメ。
ただし泊まり込みのため、利用できるのは長期の休みが取れる学生が中心となるだろう。免許取得までの平均日数は普通二輪免許で9日程度となる。