※本記事は姉妹誌レディスバイクからの転載記事です。
人気のスクーターカテゴリーに新たな選択肢が登場!
スクーター大国台湾で生まれ、世界各地の市場でもまれ、そのシェアを伸ばしてきたSYMから、国内軽二輪クラスに新たに投入されたニュースクーターです。その車体サイズとパフォーマンスは、近年の国内市場の需要にマッチしており、ヒットの予感がします。
SYM広報さんのオススメポイント
- 圧倒的なユーティリティ! フラットフロアのデザインは乗りやすく、スクーターらしく、自由に走れて装いも自由。おしゃれに街に飛び出しましょう!
- 流れるようなデザインと確かなボディ! ヨーロッパでベストセラーのジェット14はハイスピードで鍛え抜かれた確かなボディと個性あふれるスタイルが自慢!
- 安心のクオリティとアフターサービス! 足として信頼できる
SYM JET14 200のスタイリング
COLOR VARIATION
シンプルで使い勝手を考えられたパッケージ
現在国内軽二輪(126〜250㏄)クラスのスクーターで、圧倒的な支持を受けているのはホンダ・PCX160です。そのPCXに真っ向勝負を挑む形で、今春国内販売が始まったのが、SYMのジェット14 200なのです。そもそもスクーターに詳しくない人にとってはSYMというブランド名すら聞いたことがないかもしれません。SYMはスクーター大国台湾の三陽(サンヤン)工業が生産している二輪車のブランドで、読み方はエス・ワイ・エムになりますが、シムと呼ぶ人もけっこういます。ホンダが技術供与を行なって創業し、ホンダ以上のクオリティを掲げてきたことが評価され、地元台湾はもちろん、とくにヨーロッパや南米、南アフリカで大きくシェアを伸ばしてきました。2020年の台湾国内における販売台数は2位で、イタリアの街中でもよく見かけます。そう国内では一時期輸入が中断したために知名度が低くなった感はありますが、信頼のおけるブランドなのです。ブランドについて概要がわかったところで、車両について触れていきましょう。
まず車格ですが、全長が1990㎜で人気モデルPCXの1935㎜とほとんど変わりません。またホイールサイズは前後14インチでPCX160はフロント14・リヤ13インチでより安定した走りが期待できます。また、最高出力や燃費など違うところもあります。ユーザー目線で感じる一番の差は、ライダーが足を乗せるステップボードの中央部分に出っぱったセンタートンネルがない、ステップスルータイプのところでしょう。ステップスルーの利点は、乗降車時に足を大きく上げる必要がないことです。体格の小さい人にとってはセンタートンネルをまたぐことがけっこう大変だったりします。また、凹凸がないことで大きな荷物を足元に乗せることも可能になります。
シート下にはヘルメット1個十α入る程度のトランクがあり、ハンドル下にフロントボックスとコンビニフックが設置されていて、スクーターに求められる装備は十分に満たしています。スタイリングに関しては、広い面の中にはエッジを立たせて陰影による立体感を浮かび上がらせる今時の手法が用いられたオリジナリティのあるものになっています。アイドリングストップなどの十αな装備はありませんが、シンプルなスクーターとして気軽に乗り回せるパッケージになっています。さらに、169㏄の排気量があるので、いざという時は高速道路を走れることも、大きなポイントでしょう。
また国内販売が始まったばかりの車両なので、“みんなが乗っているバイクには乗りたくない…”という人にはもってこいの1台かもしれません。いずれにしろ、人気ナンバーワンモデルに近い車両が、この先どのような受け入れられ方をするのかは大いに注目したいところです。
SYM JET14 200のディテール
SYM JET14 200の足つき&乗車ポジション
SYM JET14 200のスペック
- 全長×全幅×全高
- 1,990×730×1,115㎜
- 軸間距離
- 1,350㎜
- シート高
- 770㎜
- 車両重量
- -㎏
- エンジン型式・排気量
- 空冷4ストロークOHC4バルブ単気筒・169㎤
- 最高出力
- 9kW(12.2㎰)/7,500rpm
- 最大トルク
- 12.5N・m(1.2㎏f・m)/6,000rpm
- 燃料タンク容量
- 7.5ℓ
- 燃費
- 34.5㎞/ℓ
- タイヤサイズ
- F=100/90-14・R=110/80-14
- 価格
- 38万5,000円(税込)
CONTACT
- 問い合わせ先
- モーターリスト
- 電話番号
- 03-3731-2388
- URL
- http://www.sym-jp.com