累計生産台数1億台達成とともに新型のスーパーカブ登場が発表された! しかもこの新型カブ。生産は熊本工場で、栄えある1億台目となった車両もこの新型だというからめでたいっ!
文:谷田貝洋暁/写真:南 孝幸
ついに累計生産台数1億台を達成!
新型スーパーカブのスタイリング
生産は熊本工場の新型スーパーカブ
2017年10月19日。ついにその待ちわびた日がやってきた。ホンダ、いや日本が世界にほこるスーパーカブの累計生産台数が発売から約60年をかけて1億台を達成したのだ。しかも、今回紹介する新型スーパーカブ110から、それまでの中国だった生産拠点が日本の熊本工場へ移管。スーパーカブは“メイド・イン・ジャパン”と声高に叫べるようになったというわけだ。そんな栄えある1億台目の生産を、熊本工場で迎えることができたことを日本人として大いに祝いたい。
さて新しいスーパーカブを見てみよう。フレーム、足まわりといった基幹パーツは従来どおりとのことだが、エンジンの耐久性や静粛性が改善され、メンテナンス性においてはエンジン、車体ともに大幅に向上している。
一方、デザイン面では外装パーツを完全刷新。全体的に丸みを帯び、レッグシールドからリヤフェンダーへとつながる“S”字ラインも強調されている。ヘッドライトやテールまわりのデザインも実にクラシカルで…、変な言い方ではあるが、よりスーパーカブらしくなった印象を受ける。
旧型の角目ヘッドライトは、海外市場のトレンドを意識しての登用であったが、国内では丸目ライトを望む声も多かっただけに、これはうれしい! ただし価格は約4万円増。いたしかたなし!
新旧比較
海外市場のトレンドを意識してリニューアルされた旧型スーパーカブだったが、国内では丸目ライトを復活を望む声が根強く、再度スーパーカブらしいデザインに生まれ変わった。丸目のヘッドライトや同じく丸形のウインカー&ミラー、小物入れもかねたサイドカバー、ハンドルポスト部のエンブレムなど、スーパーカブらしさが全面に取り入れられている。
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※記事の内容はNo.187(2017年10月24日)発売当時のものになります