ノスタルジーを前面に打ち出した由緒あるフレンチスクーター
PEUGEOT DJANGO125 EVASION ABSのスタイリング
※本記事の車両はオプションのショートスクリーン(3万2,780円)を装着
ライオンのエンブレムが印象的で、フランスの自動車メーカーとしてのイメージが強い“プジョー”。じつは、現存する世界最古のバイクメーカーでもあるんです。いまいちピンとこない人も多いでしょう。日本でプジョーのバイク…ジャンゴが販売されるようになったのは2018年と、つい最近のこと。それでも、ネオレトロでおしゃれなルックスは瞬く間に注目を集め、最近は街中でもちょくちょく見かけるようになりました。ひときわ目をひくエレガントなデザインなので、走っているとすぐにわかります。
ジャンゴのモチーフになっているのは、1950年代のプジョーS 55というスクーター。流れるような曲線を描いた、ロー&ロングなスタイルが特徴的です。このジャンゴ125エバージョンも、125ccクラスとしては大きめな車格。ゆったり乗れて、安定感のある走りをします。シートはこのクラスにしては珍しい前後セパレートタイプ。そしてパイピングがおしゃれ。いやいや、シートだけじゃなく、とにかくスタイリングすべてがおしゃれなスクーターです。
でも、見た目がおしゃれなだけではなく、日常で使いやすい、実用的なスクーターなんです。ライトは安心のデイライト機能つき。スロットルレスポンスもよくてキビキビ走る。小回りが効いて、ちょっとした段差もスムーズに乗り越えられるし、駐車などもラクラク。荷かけフックやフタ付きフロントボックスがあり、ボックス内には電源ソケットも装備。ステップボードはフラットで乗り降りしやすいし、シート下の収納スペースも大容量。リヤシートも広めだから、2人乗りもゆったり。タンデム用のステップがデザインの一部のように格納されているところはなかなかニクい。メーターはモノクロ液晶なんだけど、ちょっと細めのフォントがエレガント。デザインに妥協しない、そんな心意気が車体のあちらこちらに垣間見えます。ちなみにショートスクリーンはメーカー純正オプションで価格は3万2,780円。
とにかく、日常生活…毎日の通勤や通学、お買い物に便利な“足”なんだけど、生活感を感じさせないようなカッコよささが詰まっているスクーターです。唯一、わたしが気になってしまうのは、ウインカーを出した時にピーピーと音がすること。まあ、安全性はこの方が高いよね。便利さも妥協したくない、でも生活感を隠しておしゃれな毎日を送りたいなんて人にはピッタリの一台だね。
まったく同じボディサイズで高速道路も走ることができる150もあるから、普通二輪免許を持っている人は、150をチョイスすればより幅のある楽しみ方ができちゃうのも魅力です。
PEUGEOT DJANGO125 EVASION ABSのディテール
PEUGEOT DJANGO125 EVASION ABSの足つき&乗車ポジション
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