89年のデビュー後もゼファーはより高い完成度を目指し、96年の第2世代であるΧにバトンを渡すまで改良が進められた。その7年間の軌跡を追ってみよう
ゼファー7年の系譜 1989〜1996
ZR400-C1 1989
ZR400-C2 1990
ZR400-C3 1991
ZR400-C4 1992
ZR400-C5 1993
ZR400-C7 1995
ZEPHYRΧ(ZR400-G1) 1996
THE ROOTS of ZEPHYR
ゼファーのルーツをさかのぼると、Z1、Z2の普遍的なスタイリングの継承のほか、エンジンは84年デビューのGPz400F-Ⅱがベース。そのエンジンをさらにさかのぼると79年にミドルクラスとしては初のDOHC4気筒エンジンを搭載し、80年代のバイクブームのキッカケを作ったZ400FXにたどり着く。期せずしてヒットしたのではなく、その影には脈々と受け継ぐ名車たちの血統が活きていたのだ。
GPz400F‐Ⅱ
Z400FX
※本記事は『Under400』No.01(2006年5月8日発売)に掲載された当時の内容を再編しています