現在のアドベンチャーモデルシーンを牽引してきたBMWが、2016年にラインナップへ加えたアンダー400クラスのアドベンチャーモデルである。2021年にモデルチェンジを行ない、ライド・バイ・ワイヤとスリッパークラッチを新たに採用したことで、より乗り手の意思に忠実なマシンへと進化している。実際には大型クラスと違い、とっつきやすい車格と、扱いやすい単気筒エンジンを組み合わせているから、幅広い層のライダーに支持されている。ここでは、バイク歴の浅いライダーと女性目線からのインプレッションをお届けしよう。
New Acoustic Camp 2023の会場で展示します
本記事で紹介しているBMW G310GSは、New Acoustic Camp 2023の会場内バイクエリアで展示します。ぜひ見に来てください。
BMW G310GSのスタイリング
Impression by サン コウキ
適度なパワーで、ストレスなくラクに乗れました。アドベンチャーツアラーらしく、腰高なシートと、ハンドル位置がやや高いことから、自然と骨盤が立ち上がり、そのぶん体幹に意識がいきます。結果、背筋が伸びて目線を高くたもてることで、いい乗車姿勢をキープすることができました。Uターン時、そんな乗車姿勢が功を奏し、不安なく回ることができました。小回りも効き、険しいワインディングロードから都内の小道と幅広い場面で活躍してくれるだろうと感じました。
足つき&乗車ポジション
Impression by ときひろみ
車重はもちろん、ブレーキやスロットルなどの操作性、エンジンフィーリングなど、全体的に軽い印象で、乗り手の操作に素直に応えてくれるレスポンスのよさに感動しました。上体が起きてハンドル位置も近いため、取りまわしなどの扱いやすさも抜群。アップライトなポジションで見晴らしがよく視界も良好で、パワフルすぎず軽快なエンジンのおかげで安心して運転していられます。オンロードやオフロード、街中や山道でも、どんな場面にも対応できそうな頼もしさがありました。
足つき&乗車ポジション
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