【LSS2025展示車両】YAMAHA YZF-R15 ABS

車両インプレ・解説

メーカーイチオシ！バイクセレクション2025

YAMAHA, 126㏄〜400㏄

排気量は小さいながら作り込まれた車体が魅力

街中から高速道路、そしてサーキットとさまざまなステージで存分に走ることを楽しめるように作り込まれたエンジンと車体。排気量は155㏄と小さいながら、楽しめるフィールドはとてつもなく広いのです

ヤマハ広報さんのオススメポイント

155ccの小排気量で初心者にオススメと思いきや…、
装備や機能はしっかり本格派！　初心者～ベテランまで楽しめちゃうこの所有感を、ぜひぜひ味わってほしいです
取りまわしがラクチンな141kgの軽量車体♪　シート下の車体の幅がスリムなので、シート高のわりに足つきもよかったりする…、この扱いやすさは見逃せません
3色のカラーラインナップ！　ヤマハらしいブルー、どんな服にも合わせやすいブラックに、カジュアル印象のダークグレー。…迷っちゃうのも楽しみのうち!?

YZF-R15 ABS のスタイリング

LSB2025_YAMAHA YZF-R15 ABS — ダークブルーイッシュグレーメタリック9

パフォーマンスだけでなく
安全面もしっかり追求

フロントアッパーカウルのダクト中央に設置されたヘッドライト、その左右に伸びるデイタイムランニングライトが、ヤマハのスーパースポーツYZF-Rシリーズの1台であることをアピールしています。テールカウルがスポイラーになっているのも同様です。まさにフルカウルスポーツモデル然としたスタイリングがこのモデルの一つの特徴です。ただ、スポーツ性の追求が見た目だけじゃないところが、YZF-R15の魅力なのです。

細い10本スポークを採用し、軽さを求めた前後ホイール。後輪を支えるスイングアームも軽量なアルミ製となっています。ホイールやスイングアームといった車体の外側に位置する部分を軽くすることで、車体自体が軽くなるうえ、車体中央に重量が集中してよりスポーティな走りがしやすくなるのです。

エンジンには、低回転から高回転まで最適な吸気効率を追求したVVA（バリアブル・バルブ・アクチュエーション）を採用することで、全回転域で扱いやすいトルク性能が望めます。またコーナー進入時などに急激なシフトダウンをしても、リヤタイヤがホッピングして不安定にならないようアシスト＆スリッパークラッチが採用されています。このクラッチのおかげで、クラッチレバーを操作する力も少なくてすむようになるのです。

メーターには街中を走る際に必要となる情報が表示されるストリートモードに加えて、サーキットを周回する際に便利なトラックモードが用意されています。さらに自分で設定した回転数になると発光して、シフトチェンジをうながしてくれるシフトインジケーターランプも装備されています。オンロードで思いっきりスポーティな走りを楽しみたいのなら、一般道のような細かな速度制限がなく、混合交通でもなく交通の流れが入り乱れることのないサーキットに行くのが安全です。そして、先に挙げたようにサーキット走行を楽しむための装備が取り込まれているのも魅力の一つと言えるでしょう。

125㏄モデルと同一シャーシを採用しているため、250㏄クラスと比べてスリムかつコンパクト、それでいて155㏄の排気量なので高速道路を走ることができる。すべりやすい道に対処するトラクションコントロールシステムが装備されていて安全性の追求もしっかりなされている。といったように、ビギナーからベテランまでが、街中からワインディング、そしてサーキットまで幅広いシーンで楽しめるのがこのYZF-R15なのです。