【LSS2025展示車両】YAMAHA X FORCE ABS

車両インプレ・解説

メーカーイチオシ！バイクセレクション2025

YAMAHA, 126㏄〜400㏄

時代に見合った装備満載の
小さめ軽二輪スクーター

強い個性を放つスタイリングが特徴の一つとなる高速道路も走行可能なスクーター。静寂性や燃費も考慮したエンジンや、スマートフォンを活かした管理ができるなど、時代にマッチした装備も魅力となっています

ヤマハ広報さんのオススメポイント

2022年に登場し、昨年初めてのモデルチェンジをしてリアフェンダーの形状が変わりました！　ドロも雨も巻き上げにくくなったので、安心してお出かけできちゃいます。
ヤマハの“BLUE CORE”エンジン搭載。伸びやかな加速で心地いいライディングが楽しめるうえにすぐれた燃費を引き出します。エンジン始動が静かなのもポイント！
乗車姿勢がとってもラクチン！　幅広でフラットなバーハンドル、ステップスルー構造の足元、足つき性がUPするアクセサリーパッケージ“X FORCE Low”もオススメ。

X FORCE ABS のスタイリング

LSB2025_YAMAHA X FORCE ABS — マットダークブルーイッシュグレーメタリック４

スマートフォンを存分に
活用したいスクーター

ボリュームのあるライトまわりにところどころレイヤードされた個性の強いデザインが目をひく軽二輪スクーター。カラーリングもこれまでスクーターやバイクに使われたことがないような配色になっています。それゆえ他人と違ったスクーターに乗りたいという向きには、かなりビビッと来るのではないでしょうか。さらに個性が強いだけに一度乗り出したら深く愛し続けられそうな予感もします。

国産の高速道路も走ることのできるスクーターは、足を置く場所にある程度自由度があって、かなりリラックスしたライディングポジションのモデルが多いのですが、Xフォースは、足の置き場所はほぼ1ヶ所でイスに腰かけるような乗車姿勢となるヨーロピアンスタイルになります。

パフォーマンスに目を向けると、静粛なエンジン始動を実現した“SMG（スマートモータージェネレーター）”、エンジン回転数に合わせて吸気バルブの開閉タイミングなどを変化させることで、低回転から高回転まで最適な吸気効率を追求した“VVA（バリアブル・バルブ・アクチュエーション）”といったヤマハならではの技術が導入された、BLUE CORE思想のエンジンが採用されています。BLUE CORE思想とは、走りの楽しさと燃費・環境性能の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想だそうです。

もちろんシャーシもエンジンの性能に見合ったパーツで構成されていて、スクーターにおいても安心感をともなった走る楽しさの追求がトータルで行なわれていることがわかります。

スクーターに求められる利便性のところで注目したいのが、スマートフォンと連携して、さまざまな情報をスマートフォン内に残せることです。車体にCCU（コミュニケー ション・コントロール・ユニット）を搭載しており、ヤマハ独自の“Yamaha Motorcycle Connect（Y-Connect）”と名付けられたアプリをインストールしたスマートフォンと連携することができます。連携すれば、メーターに電話の着信やＳＮＳのメッセージが届いたことが表示されるようになりますし、逆にスマートフォンに最終駐車位置を表示できたり、エンジンオイルの交換時期の表示、ライディングログといったさまざまな車両情報が把握できるようになります。

ラクに乗り降りができるフラットなステップボードやヘルメットが収納できるシート下トランク、シートを開けることなく給油できるフロントに設置された給油口、乗車時にすぐにモノが出し入れできるフロントボックスといった従来からの便利さに加えて、Xフォースは今の時代に求められる装備やパフォーマンスも有する軽二輪スクーターなのです。