連載新車体感 ニューモデルインプレッション
187

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※公開中の誌面内容はNo.187(2017年10月24日)発売当時のものになります
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フレーム&エンジンの大改修を行なって登場した2018年モデルのソフテイルファミリー。スペインのバルセロナにおいて、プレス向け国際試乗会が開催された。タンスタ編集部からは、やたぐわぁがファットボブ、ブレイクアウト、ストリートボブ、ヘリテイジクラシックの4台に乗ってきた。
ゆったり流すのも楽しい。それが新型ソフテイルファミリー
ハーレーダビッドソンのニューソフテイルシリーズ4機種試乗の最後は、ヘリテイジクラシック。車重も330kgと新型ソフテイルファミリーのなかでも一番重く、先代のソフテイル系のクラシックテイストの強いキャラクターであるハズなのだが…、やはりこのハーレーもよく曲がるように作られている。
ワインディングはもちろん、街中を走っていても車体の重さをまったく感じない。車格が先代に比べてふたまわりぐらいコンパクトになった…、そんな印象すら受ける。もちろんこれは見た目ではなく、走りにおける軽快感の話。先代のヘリテイジ系では絶対にやりたくない…と多くの人が思うであろう低速Uターンだって、ヘリテイジクラシックならお手のモノ。途中からハンドルが強く切れ込むようなこともなければ、フレームが重さに負けてよれ出したときにおこる妙な不安定感もない。調子にのってフルロックUターンにも挑戦してみたが、これがなかなか行けるクチなのだ。
さて新型ソフテイルの旋回特性は、めいっぱい味わうことなったが、最後に忘れちゃいけないのが、ハーレーダビッドソンらしいのか?ということだ。まさかハーレーダビッドソンの記事でここまでコーナリング特性に誌面を使うことになると思わなかったが、それをふまえてハーレーらしさはしっかり残っていると断言できる。回転数でいえばやはり6速3,000回転以下。コーナリング合戦で湧き出たアドレナリンを散らしながら、3拍子サウンドに身をまかせていると、やはり“ゆったり流す”ことにこそハーレーのアイデンティティがあると再認識させられる。なんともいえない心地よいハーレーらしさ。前述のファットボブの記事では、長年かけて築き上げてきた日本車のコーナリング性能を引き合いに出してしまったが、逆もまた然り。国内メーカーにこの味わいは作れない。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年9月30日土曜日
HERITAGE CLASSIC 114/107のディテール紹介

SPECIFICATIONS※〔〕内は107
- 全長×全幅×全高
- 2,415×930×─mm
- 軸間距離
- 1,630mm
- シート高
- 680mm
- 車両重量
- 330kg
- エンジン型式・排気量
- 空冷4ストロークOHV 2バルブ V型2気筒・1,868〔1,745〕cm3
- 最高出力
- ─
- 最大トルク
- 155N・m(15.8kgf・m)/3,000rpm〔145N・m(14.7kgf・m)/3,000rpm〕
- タンク容量
- 18.9L
- 価格
- ビビッドブラック273万3,000円〜/モノトーン283万5,000円〜/ツートーン・アニバーサリーカラー287万3,000円〜〔ビビッドブラック251万8,000円〜/モノトーン256万6,000円〜/ツートーン259万8,000円〜〕(税8%込)
メーカー製品ページ
https://motorcycles.harley-davidson.com/jp/ja/motorcycles/2018/softail/heritage-classic.html
CONTACT
- 問い合わせ先
- ハーレーダビッドソンジャパン カスタマーサービス
- 電話番号
- 0800-080-8080
- URL
- https://www.harley-davidson.com/jp/ja/
※記事の内容はNo.187(2017年10月24日)発売当時のものになります