新型はコーナーでのツッコミが効く!
KTM 250DUKE
日本独自仕様の250デュークは、基本的に車体側は390デュークの改変を受けて、制御装置やメーターといった電装系は基本的に前モデルを踏襲するという進化を行なった。
ただブレーキに関しては、390デュークがφ320㎜に大径化されたのに対し、250デュークはφ300㎜のままだったりするのだが…。
ええ、気になって試乗会場に従来モデルの250デュークを持ち込んで徹底的に乗り比べてみたところ…。
いやぁ、新型の250デュークもキチンと進化している。試乗会場がサーキットだったこともあるけど、それが一番際立って感じられたのはブレーキだったのだ。
たとえばコーナー進入時で一気に減速したいようなとき。従来モデルは長いストロークやサスペンションそのものの性能もあって、ブレーキングにちょっと気をつかうところがある。決してバイクとして悪いワケではないのだが、サーキット走行のようなシビアな走行を行なうなら、新型の方が何も考えずにコーナーに突っ込め、ブレーキをガツンと握れるようなキャラクターなのである。これはスポーツバイクとして単純に有利。
確かに総重量のアップやサイレンサー位置の変更による重量バランスの変化など、気になる部分もあるが、コーナリングのブレーキ合戦で有利。これはスポーツバイクとして非常に重要なことではないだろうか?
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※記事の内容はNo.183(2017年6月24日)発売当時のものになります