MT-07とは違う落ち着きある走り
走り出してみよう。とはいえベースはあのMT-07である。おもしろくないワケがない。…と喜び勇んでXSR700で飛び出したのだが、ずいぶんとフィーリイングが違うバイクに仕上がっていることに驚く。MT-07がとにかく軽快なハンドリングだったのに対し、しっとりとした落ち着きが出ている。言い方を替えれば、MT-07で感じた、進みたい方向を見ただけで気持ちよく曲がってくようなハンドリングは、ちょっとスポイルされてしまっているようだ。
仕様を確認してみれば、シートやハンドル形状の変更によってポジションも違うし、重さもABS同士を比較すれば4㎏ほどXSRの方が重い。またタイヤのチョイスに関しても、MT-07がミシュランを採用しているのに対し、XSR700はもっちりしたグリップフィーリングのピレリのタイヤをチョイス。まぁ、これだけ仕様が違えば走りが同じになるワケがない。
とはいえ、MT-07ゆずりの走りの軽さは健在。引き起こしは軽く、信号待ちも苦にならないし、フルロックUターンだってお手のモノである。
それでいてかなりグリップするピレリのタイヤを履いているものだから、ワインディングへ行けばかなり安心して車体を寝かせられる印象だ。
あとはMT-07比で14万円近くアップしてしまった価格をどう取るかかな。
最後まで、単調な画角の動画を観てくれた人にオマケ! アクセル開けきれず、リヤがおつりをもらって前転宙返りモーメントが発生中(笑)
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年11月22日水曜日
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※記事の内容はNo.189(2017年12月22日)発売当時のものになります