
カソリ的V-STROM250のここにホレた!
メーター読み120㎞/h前後の高速走行で高速道路をラクラク走れるのがすごくいい。Vストの1000、650ではたてつづけに覆面パトに捕まったが、250はノーマーク
始動性のよさは抜群。極寒の真冬でも、大雨の中でも、いつでもセル一発でエンジンがかかる。セルを2度、3度と押すことはない。エンジン音が静かなのもありがたい
エンジンの調子がいいとか、悪いという表現は不要。いつもエンジンは快調だ。マジでカソリのようだと思っている。高速道での連続走行でもエンジンは熱ダレしない
満タンにすればラクに500㎞を走れる。「日本一周」でも1日1回の給油で十分。エコランに徹すれば600㎞以上走れる。最後のひと目盛からでも100㎞は走れるぞ
雪道走行、アイスバーン走行では威力を発揮してくれた。「これはヤバイ!」という箇所では、両足ベタ着きで路肩を走った。林道のガレ場も同じようにして走り抜けた
さすがVストローム。1000、650同様、250のシートもよくできている。1日1,000㎞走ってみるとよくわかる。自然体で乗れるので体が痛くなることはない
ヘッドライトの明るさがナイトランをラクなものにしてくれる。とくにハイビームの明るさはすごい。遠くの反射板まで照らされ、まるで滑走路を走っているかのようだ
「日本一周・第1部」ではリヤキャリアに防水バッグにキャンプ道具を入れて積んだ。タンデムシートからキャリアにかけては、ほとんど段差がないのでじつに荷物が積みやすい
「冬ツーリング」では助けられた。冬用グローブをはめても、指先がジンジン痛むような極寒の季節を何とか走り切れたのはハンドガードのおかげ。手を守ってくれた
カソリ的V-STROM250の“あえて言うなら…”ここがイマイチ
消耗品サイクルがちょっと短い!?
驚異的、といってもいいほど長距離をラクラク走ってくれるVストローム250なので、そのぶん消耗部品の減りの早さがちょっと気になった。それはチェーンとリヤブレーキのパッド。リヤタイヤは2万㎞ぐらいでの交換で、フロントはまだまだ余裕があったが一緒に交換した。タイヤ交換と合わせてチェーンとフロント&リヤのスプロケットも交換した。
1万㎞をすぎたあたりからチェーンのへたりが目立ってくる。チェーンをひとコマ落とすようなことはなかったが、目いっぱいチェーン調整をして東京に戻ってきた
僕はリヤブレーキの使いすぎなのだろう、1万㎞を超えるとリヤブレーキのパッドがすり減ってしまう。ディスクと擦れてガリガリ音を出したこともある
ヘッドライトのバルブはほぼ1万㎞ぐらいで切れている。ロービームが切れるので、そのあとはハイビームで走るのだが、対向車のことを考えるとつらくなってしまう
SPECIFICATIONS
- 全長×全幅×全高
- 2,150×880×1,295(㎜)
- 軸間距離
- 1,425㎜
- シート高
- 800㎜
- 車両重量
- 188㎏
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークOHC 2バルブ 並列2気筒・248㎤
- 最高出力
- 18kW(24㎰)/8,000rpm
- 最大トルク
- 22N・m(2.2kgf・m)/6,500rpm
- 燃料タンク容量
- 17ℓ
- 燃費(WMTC)
- 31.6㎞/ℓ
- 価格
- 57万240円(税8%込)
CONTACT
- 問い合わせ先
- スズキお客様相談室
- 電話番号
- 0120-402-253
- URL
- https://www1.suzuki.co.jp/motor/
※記事の内容はNo.197(2018年8月24日)発売当時のものになります