特集最新モデルの読み解き方
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この企画に登場しました!
ニンジャ400の魅力を再検証してみよう!
2010年に登場し、ニンジャ250Rとともにミドルクラスに新たな風を吹き込んだニンジャ400Rが、昨年末にフルモデルチェンジをはたしたのは先述のとおり。これまで何度も誌面に登場してきたけれど、ここであらためて、旧モデルからの変更点やその魅力を、私、スタッフ・ハタナカが再検証してみようと思う。
まず、スタイリングで目を引くのはシャープなラインで構成された、とっても精悍な顔つき。これぞ“ニンジャ”というような、そのペットネームにふさわしい雰囲気が漂っている。ボディ全体のデザインも、ボリュームが増してよりグラマラスになった印象。新型のニンジャ250はけっこうヤンチャな雰囲気だけど、コチラ、400はどことなくセクシーな感じだなぁ。メリハリのあるボディ、あこがれマス…。
エンジンに関しては、おおまかに言うと、吸排気系を全面的にリニューアルし、中低速域の性能を強化しているのだとか。とくにエンジン性能アップに大きく寄与したのが、排気系の見直しだそうで、なんとエキパイの集合部分から後ろを完全に作り変えているのだ。実は、車体のリニューアルにともなって、旧モデルから車重が6kg増えているのだけれど、エンジンの性能がしっかりアップしているから、十分補える出力があり、さらに燃費も旧モデルより向上しているという。なんだかスゴいマシンになったのだね。
それともうひとつ、モデルチェンジにあたって第一の課題として開発陣が掲げたのが、“ツーリング性能の革新的向上”なんだって。燃費もそうだけど、とにかくツーリング性能を高めるためのいろんな工夫が詰まったバイクになっているということ。
DETAIL
フロントには制動力の高いダブルディスクブレーキを採用。フロントサスペンションもスポーティなハンドリングと快適性を求めて最適化されている
旧モデルではオールデジタルタイプだったメーターが、アナログタコメーターになり、燃料計やエコランプも追加された。シンプルで見やすいレイアウト
タンデムシートはメインキーで簡単に取り外し可能。シート下にはヘルメット用フックを装備。左右に1ヶ所ずつ、計2ヶ所に備わっているので、タンデマーのヘルメットもかけられる
シートカウル下とナンバープレートステーに計4ヶ所、荷かけフックを装備。また、純正オプションでトップケースやサイドパニアが用意されている
リヤサスペンションは旧モデルから全長とストローク長が2mm延長された。ストローク量が増えてよく動くようになったサスペンションにより、快適性も向上している
フレームは全面リニューアルされ、スイングアームも新設計のダブルパイプデザインに。これはシート設計の自由度を上げて快適性を高めるためだそう
ハザードスイッチに加え、人差し指側にはパッシングスイッチまで装備された左スイッチボックス。バイクの場合ハザードは省略されがちだが、必要なシーンもけっこうある
リヤシートのフレームはモノバックボーン化。これも快適なシートを作り上げるためとのこと。タンデムシート下には車載工具+ウエス程度なら収納可能
SPECIFICATIONS※[]内はSpecial Edition、【】内はABS Special Edition
- 全長×全幅×全高
- 2,110×770×1,180mm
- 軸間距離
- 1,410mm
- シート高
- 805mm
- 車両重量
- 209【211】kg
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークDOHC 4バルブ 並列2気筒・399cm3
- 最高出力
- 32kW(44ps)/9,500rpm
- 最大トルク
- 37N・m(3.8kgf・m)/7,500rpm
- タンク容量
- 15L
- 価格
- 66万8,520円[68万9,040円]【74万880円】
CONTACT
- 問い合わせ先
- カワサキモータース ジャパンお客様相談室
- 電話番号
- 0120-400819
- URL
- https://www.kawasaki-motors.com/mc/
※記事の内容はNo.149(2014年8月23日)発売当時のものになります
足つきやスタッフのインプレッションなど、より詳しい情報は本誌でチェック!
