隔月連載「ニッポン大陸」紀行
三方五湖~舞鶴エリアの旅
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やっぱりボックス系はすごく便利なのだ
今回はホンダの400Xを使ってツーリングしてみたわけだが、写真を見ればおわかりのとおり、使用したのはパニアケースなどのオプションパーツをいろいろと装備した特別仕様だったのである。リヤまわりに箱が3つも付いているとかなりのボリューム感があり、見た目にはとても400ccクラスとは思えない。そのほか、ナビやETC、ナックルガードなども装備されていて「これだけパーツが出そろっているのなら、ビッグバイクなんて必要ないかも…」なんて思ってしまった。
パニアケースというと何となく“ビッグバイク用”といったイメージがあるけれど、今回の400Xを見てみれば、まったく違和感がないことに気付かされる。雨が降っても中のモノが濡れない・カギがかかる・荷物は放り込んでおくだけでOK…というのは、やはり使ってみるとすごく便利なのである。ミドルクラスでもこういった世界が手に入るのなら「ステップアップしない」というのも賢い選択かも。ビッグバイクの購入資金や大型免許の取得費用を、400ccクラスのままオプションパーツ代に回せば…、と考えると、相当に充実した仕様になるはずだ。どっちがいいかはライダーしだいだけど、僕は今回いろいろと走り回って「アリだなぁコレ!」と、強く思ってしまったのである。
エンジンパワーは、ごく普通のツーリングをしている限り不足を感じることもないと思う(そもそも僕はガンガン飛ばすようなタイプではないしね)。車体も大柄でゆったりとしたライディングポジションで、まさにツーリング向き。そして今回のように積載能力抜群だと、ツーリングプランがどんどん湧いてくるのだ。“オプションパーツによってバイクの印象はかなり変わる”ということが、非常に印象的だった。
DETAIL
SPECIFICATIONS※[]のデータはABS
- 全長×全幅×全高
- 2,085×830×1,235mm
- 軸間距離
- 1,410mm
- シート高
- 795mm
- 車両重量
- 192[194]kg
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒・399cm3
- 最高出力
- 34kW(46ps)/9,500rpm
- 最大トルク
- 37N・m(3.8kgf・m)/7,500rpm
- タンク容量
- 17L
- 価格
- 69万8,760円[74万9,520円]
CONTACT
- 問い合わせ先
- Hondaお客様相談センター
- 電話番号
- 0120-086819
- URL
- https://www.honda.co.jp/motor/
※記事の内容はNo.149(2014年8月23日)発売当時のものになります
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