隔月連載「ニッポン大陸」紀行
福島県・磐梯吾妻〜南会津で秋満喫の旅
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見た目はクラシカルだが、乗り味は素直でオールマイティ!
今回の相棒は、ブランドとしてはもう20年以上も受け継がれている名車、エストレヤだ。見てのとおり、レトロっぽさを追求し、徹底的にシンプルな車体構成を持っているバイクである。エンジンは空冷単気筒。エンジンとフレームの間から向こう側が見えるほどスカスカで、スペックの数値だけを見れば特筆すべきところはとくにない。コイツで、ライダーの大好物(?)である山岳ワインディングロードを走りまくったわけである。…というと「エストレヤって250cc単気筒でしょ? ワインディングを走るのはキツかったんじゃないの?」と思う人もいるのではないかと思う。結論から言うと僕は、排気量が250ccもあれば日本全国どこでも楽しくツーリングできると思っているのだ。そりゃあ「ガンガン飛ばすビッグバイクにピタリとついていけ」なんて言われたらキツいだろうけど、250cc空冷単気筒のエストレヤだって、十分ワインディングロードを楽しむことができるのだ。
見た目には思いっきりクラシカルだが、乗り味にクセがあるわけでもないし、わりとどんなシーンでもオールマイティにこなしてくれる。それこそ、ワインディングで自分の思ったとおりのラインをねらって走るというのも楽しいのである。見た目が丸っこくてかわいいので「街中をトコトコ」「ゆったりのんびり」というイメージを持っている人もいるかもしれないが、あえてスポーツ走行を意識して走ってみても「アリだな」ということに気付かされるだろう。また、オンロードモデルではあるけれど、足つき性がよく、車重も軽いのでちょっとしたダートに出くわしたときの不安感も少ない。まさに、懐の深いバイクなのである。
SPECIFICATIONS
- 全長×全幅×全高
- 2,075×755×1,055mm
- 軸間距離
- 1,410mm
- シート高
- 735mm
- 車両重量
- 161kg
- エンジン型式・排気量
- 空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒・249cm3
- 最高出力
- 13kW(18ps)/7,500rpm
- 最大トルク
- 18N・m(1.8kgf・m)/5,500rpm
- タンク容量
- 13L
- 価格
- 53万3,520円
CONTACT
- 問い合わせ先
- カワサキモータース ジャパンお客様相談室
- 電話番号
- 0120-400819
- URL
- https://www.kawasaki-motors.com/mc/
※記事の内容はNo.151(2014年10月24日)発売当時のものになります
足つきやツーリングの様子など、より詳しい情報は本誌でチェック!