特集人気モデルインプレッション大会!
実走インプレ#04
152
スポーツイメージを強めさらなる進化を遂げた
2011年にリリースされたCBR250R。“CBR”といえば、ホンダの最高峰スーパースポーツに与えられる名称で、現行モデルではCBR1000RRなどが挙げられる。この特別な名を冠したCBR250Rは、“グローバルモデル”だ。つまり、特定の地域に向けて生産するのではなく、世界共通モデルとして作り上げられたマシン。そのためには、デザインも性能も世界に通用するものでなければならない。そんなホンダの意気込みのもとに開発され、世に送り出されたのだ。
初代はVFR1200Fゆずりのフロントマスクにスタイリッシュなボディ。扱いやすいエンジンは振動が抑えられ、ストレスなく回る。そして、250ccクラスのロードスポーツモデルとしては世界初のコンバインドABS装着車を設定。さらに驚きだったのは、44万9400円(スタンダード)という価格だ。高性能と低価格を両立させたCBRはまたたく間に大ヒットした。そんなCBRは2013年に一度マイナーチェンジを経たのち、2014年4月、新型CBR250Rとしてさらなる進化を遂げる。最大の変更点は、CBR1000RRと共通イメージとしてデュアルライトを新採用したフロントマスク。さらにサイドカウルやサイドカバー、テールカウルのデザインなども変更。マフラーも細身で跳ね上がるレイアウトとなり、まさに“CBR”の名にふさわしいスポーティなスタイリングとなった。また、エンジンも見直され、高回転域でのさらなる伸びを実現。最高出力が1kW高められ、燃費性能も向上させている。こうして名実ともに“CBR”シリーズの兄弟車として、今なお250ccフルカウルブームをけん引し続けている。
SPECIFICATIONS※[]のデータはABS ※【 】内はロスホワイト
- 全長×全幅×全高
- 2,035×720×1,120mm
- 軸間距離
- 1,380mm
- シート高
- 780mm
- 車両重量
- 161[164]kg
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒・249cm3
- 最高出力
- 21kW(29ps)/7,500rpm
- 最大トルク
- 23N・m(2.3kgf・m)/7,500rpm
- タンク容量
- 13L
- 価格
- 49万8,960円 [54万9,720円]【51万5,160円 [56万5,920円]】
CONTACT
- 問い合わせ先
- Hondaお客様相談センター
- 電話番号
- 0120-086819
- URL
- https://www.honda.co.jp/motor/
※記事の内容はNo.152(2014年11月22日)発売当時のものになります
インプレッションや足つきなど、より詳しい情報は本誌でチェック!