特集人気モデルインプレッション大会!
実走インプレ#05
152

この企画に登場しました!
スモール・デュークの次はフルカウルモデルが登場!
“READY TO RACE”を掲げるオーストリアのバイクメーカー・KTM。オフロードモデルを筆頭に、そのままレースへ参戦可能なハイスペックを誇るのが特徴だけど、近年はミドルクラスモデルを多数リリースする、海外ではめずらしいメーカーだ。先にデビューしたスモール・デュークシリーズ(390/200/125)は、なんと共通フレームに排気量の異なるシングルエンジンを積んだネイキッドバイクで、デビュー以来高い人気を集めている。そしてこの度、そのデュークのエンジンとフレーム、足まわりを共用したフルカウルスポーツ・RC390/125が満を持して登場した。今回レポートするRC390は、デューク同様、125と390のフレームが同じだから、とにかくコンパクトで軽いのが特徴と言える。そしてそのオリジナリティあふれるスタイリングが強い個性を放っている。乗り味は? デュークとどう違う? そんな気になるRCの魅力を探ってみよう。
390デュークと共通の水冷単気筒エンジン。低中速からねばり強く、高回転までスムーズに吹け上がる。パワフルだけど持てあまさない、ちょうどいい排気量で扱いやすい
このトラスフレームもデュークシリーズやRC125と共通。デザイン的な特徴として個性を放っているだけでなく、軽くしなやかなフレームが軽快感につながっている
セパレートハンドルは、垂れ角が浅くしぼり角も開き気味で、予想していたよりも姿勢はツラくない。ただ、女性はレバーの位置が少し遠く感じる人がいるかもしれない
急ブレーキをかけたときなどにタイヤがロックするのを防いでくれるABSを、前後ブレーキともに標準装備する。万が一の際に備えがあるのはやっぱり安心感が高い
パッと見、硬そうに見えるシングルシートカウル風のタンデムシートは、触ってみると実はやわらかい。裏側にくぼみが設けてあり、タンデマーのつかみどころになっている
メインシートを外すと右端にワイヤーのプルコードが現れる。このワイヤーを引くとタンク前側に収納されたバッテリーにアクセスするためのカバーが外れる仕組みになっている(2018.10.31:キャプション修正)
SPECIFICATIONS
- 全長×全幅×全高
- 1,995×705×1,099mm
- 軸間距離
- 1,340±15mm
- シート高
- 820mm
- 車両重量
- 約147kg
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒・375cm3
- 最高出力
- 32kW/9,500rpm
- 最大トルク
- 35N・m/7,250rpm
- タンク容量
- 10L
- 価格
- 63万7,000円
CONTACT
- 問い合わせ先
- KTMジャパン
- 電話番号
- 03-3527-8885
- URL
- https://www.ktm.com/jp/
※記事の内容はNo.152(2014年11月22日)発売当時のものになります
インプレッションや足つきなど、より詳しい情報は本誌でチェック!
