YAMAHA YZF-R25

スポーツ性能の高さがとくに印象的だ

多くのライダーが首を長くして待っていたであろうR25が、いよいよ発売されることになった。数年前から
“250ccフルカウル”はバイク業界をけん引する人気ジャンルとなっているが、このカテゴリーに満を持してヤマハが投入するモデルがYZF‐R25である。発売日は2014年12月15日なので、このモデルも2014年デビュー組。本当に2014年は、バイク業界にとって“当たり年”だと言える。
そして今回、ようやくこのR25に試乗できる機会がやって来たのだ。来月号（12月発売号）でもくわしく紹介する予定だが、今回は速報版のインプレッションをお届けしたいのである。バイクを降りた後に、思わず「すごい！」とつぶやいてしまう、そんな試乗体験であった。

デザイン面にも“YZF-R”シリーズのDNAがしっかりと息づいている。印象的なのはなんといってもフロントまわりで、ヘッドライト先端部の下側にも傾斜がついている形状は、業界用語で“逆スラント”と呼ばれるものだ。この形状を採用することにより、見る場所によってはヘッドライトの存在が見えないようなアングルもある。オーナーはきっと、さまざまな角度から“愛車をながめる楽しみ”を味わうことになるだろう

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高

2,090×720×1,135mm

軸間距離

1,380mm

シート高

780mm

車両重量

166kg

エンジン型式・排気量

水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒･249cm³

最高出力

27kW(36ps)/12,000rpm

最大トルク

23N・m(2.3kgf・m)/10,000rpm

タンク容量

14L

価格

55万6,200円

※記事の内容はNo.152（2014年11月22日）発売当時のものになります