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HONDA CRF450L

車両インプレ・解説
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2018年11月2日
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CRF450Lのディテール

ホンダ・CRF450Lのフロントマスク
ヘッドライトはもちろん、ウインカーからテールライトまで、ホンダのオフロードバイクとしては初となるフルLED化を達成。これでモトクロッサー比で19㎏増の131㎏にとどめている
ホンダ・CRF450Lのデジタルメーター
メーターは、速度計、時計、ツイントリップ＆オド、瞬間燃費といった基本的な機能に加え、トリップごとの平均燃費、燃料消費量も表示。とくに燃料消費量はトレールランにはうれしい機能だ
ホンダ・CRF450LのトップブリッジのHRCエンブレム
レーサーパーツ流用度70％のCRF450L。トップブリッジには、レーサー直系の証であるこだわりのHRCマークが光る。HRCマークに値するマシンかどうか、かなり入念な検討が重ねられたという
ホンダ・CRF450Lのハンドル
レンサルのハンドルブレース付きのアルミハンドルを装備。スイッチボックスはCRF450L用に専用設計されたもの。公道用のトレールマシンとはいえ気合の入り方が違う
ホンダ・CRF450Lのフレームにはラリー仕様化済み？
メインフレームの前方には、ラリータワーを取り付けられるようなダボ穴が切ってある。…が、開発陣はこのダボ穴の用途と、CRF450ラリーの登場の可能性に関して言葉をにごすばかり（笑）
ホンダ・CRF450Lのフロントフォーク
スプリングなどのセッティングこそ違えど、CRF450Rとほぼ同じだという、CRF450Lのφ49㎜の倒立フォーク。そのセッティングは柔らかめな印象で走行フィーリングはエンデューロマシンに近い
ホンダ・CRF450Lのフレーム
6速化によるエンジン幅の変更で、ピボットまわりがCRF450R比で幅広に、またヘッドパイプまわりを専用設計しハンドルロックなどが行なえるようになっている
ホンダ・CRF450Lのエンジン
「6速ミッションの採用により一般道を使用した長距離移動の快適性を確保」とは、リリースからの抜粋だが、それ以上の意図が詰まっているように思えてならないエンジン
ホンダ・CRF450Lのチタン製タンク
CRF450R同様、チタン製のタンクを採用。容量は7.6ℓで、もちろんハイオク指定。ロック機構が追加され、エンジン裏に蒸散ガスをキャッチするキャニスターも装備している
ホンダ・CRF450Lの明るいテールランプはLED
明るいテールランプ。バッテリーはCRF450Rよりも容量が大きい、4.5Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載している
ホンダ・CRF450Lのサイドスタンド
カッチリとしたシフトフィーリングはレーサーそのもの。バルブタイミングの変更、クランクマスの増加、耐久性アップなど、そのメニューはモトクロッサーをエンデューロレーサーするときと同じ手法だ
ホンダ・CRF450Lのスイングアーム
一番の課題はチェーンやスイングアームが発する騒音だった、スプロケにはラバーパーツ、スイングアームにはウレタンが充填されている。ホイールは18インチ化され、エンデューロタイヤの選択肢も広い
ホンダ・CRF450Lのフロントアクスルシャフト
アクスルシャフトの締結のための径は、剛性アップのために大きくとりながらも、その部品はかなり薄く仕上げられている。レーサーを感じる部分だ
ホンダ・CRF450Lのアンダーガード
エンジンにカバーは騒音対策。冷却水の予備タンクはアンダーガードの内側に格納。また6速化されたことでエンジン幅が15㎜大きくなり、フレームはピポッドまわりが変更されている
ホンダ・CRF450Lのブレーキローターは厚みを0.5mm増し
市販車として耐久性を持たせるためディスクローターを0.5㎜肉厚化。またキャリパーも変更され、リザーバータンクの容量も増やしてメンテナンスサイクルを伸ばしている
ホンダ・CRF450Lのクラッチレーバーホルダー
クラッチレバーにはクリックダイヤルでレバータッチが走行中にも変えられるようになっている。レース中、エンジンの温度で変わるクラッチの操作感を調整するための機構。またR比でクラッチレバー荷重も軽く操作しやすくなっている
ホンダ・CRF450Lのシート
シートは足つき性を優先しCRF450Rとクッションの厚みが違う。ただし、CRF450R用と載せ換えは可能で簡単にハイシート化できる。もちろん1人乗り専用
ホンダ・CRF450Lのリヤブレーキ
モトクロッサーより1インチ小さい18インチホイールを採用。つまり公道仕様のエンデューロタイヤも履きやすい。スプロケットは49Tから51Tへ変更。騒音対策のラバーも装備
ホンダ・CRF450Lのサイレンサー
両側２本出しのCRF450Rと違い、片側一本出しへと変更され、エンドパイプはずいぶん細く絞られている印象だ。ねじ止めされたカバーの内部構造が気になるところ
ホンダ・CRF450Lの突き出し量は欧州仕様と異なっている
フロントフォークの突き出し量は欧州仕様CRF450Lよりも、線2本分と多くとってある。ちなみに1本分のところが欧州仕様の設定だ
ホンダ・CRF450Lのラジエター
ラジエターは片側ではなく、両側に装備し、容量もR比でアップ。もちろん公道仕様としてサーモスタットスイッチで作動する電動ファンも装備している
ホンダ・CRF450Lのリヤサスペンションのリンク
驚くのは屋根なし駐輪できる耐候性も考慮されていること。そして他の市販モデル同様の2年保証が付いていることだ。レーサーにはない待遇である
ホンダ・CRF450Lのリヤサスペンション
リヤショックはRのパーツをベースに専用セッティングをほどこし、リンクレシオも専用に変更

 

 

CRF450Lの足つき＆乗車ポジション

ホンダCRF450Lの足つき状況。試乗インプレッションライダーは172cmの谷田貝 洋暁
身長172㎝／体重68㎏
トレールマシンとしてセッティングされた足まわりは柔らかめで、沈み込みは大きく両足の親指が着いた。コース走行前提なら、かなり硬めのセッティングに変更したい。現状、ちょっとしたジャンプでこれでもかとサスが沈み込む

 

SPECIFICATIONS

型式
2BL-PD11
全長×全幅×全高
2,280×825×1,240(㎜)
軸間距離
1,500㎜
シート高
895㎜
車両重量
131㎏
エンジン型式・排気量
水冷4ストローク OHC4バルブ単気筒・449㎤
最高出力
18kW(24㎰)/7,500rpm
最大トルク
32N･m(3.3㎏f･m)/3,500rpm
燃料タンク容量
7.6ℓ
燃費（WMTC）
25.7km/ℓ
価格
129万6,000円（税8％込）

CRF450L製品ページ

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CONTACT

問い合わせ先
Hondaお客様相談センター
電話番号
0120-086819
URL
https://www.honda.co.jp/motor/

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※記事の内容はNo.199（2018年10月24日）発売当時のものになります

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