特集注目トピックス大調査!
トピックスその1
154
タンスタだからこそこのバイクに注目したい
昨年11月、イタリア・ミラノで開催された2輪車ショー“EICMA”。このときのヤマハブースでアンベール(除幕)されたニューモデルは、衝撃のニュースとして世界中を駆け巡ったのである。スーパースポーツモデルのフラッグシップ、YZF-R1の2015年モデル。この斬新なフォルムに目が釘づけになった人も多いのではないだろうか。
公開された資料を読むと、新採用された要素が数えきれないほどに列挙されている。チタン製コンロッド、アルミ製燃料タンク、マグネシウム鋳造ホイールなど、高度な加工技術がなければ決して量産できないパーツがいろいろ。エンジンは200馬力というとてつもない数値を叩き出し、さらに車両の動きを検出するための“6軸センサー”を市販二輪車として初搭載…。メカニズムのことがよくわからないビギナーでも「どうやらとてつもないバイクのようだ!」ということが感じられるのではないだろうか。
もちろん、YZF-R1というバイクは“ビギナー用に開発されたバイク”というわけではない。その意味で「タンデムスタイルで取り上げるバイクじゃないのでは?」という意見があるかもしれない。しかしそれは、このバイクの一つの側面しか見ていない考え方と言えるだろう。今回タンデムスタイルが注目したのは、このバイクが持つ“意義”や“精神性”の部分について。新型のYZF-R1は、ただ高価なパーツを装備しただけのようなバイクではないということを、ぜひとも知ってほしいのである!
SPECIFICATIONS※[]のデータはYZF-R1M
- 全長×全幅×全高
- 2,055×690×1,150mm
- 軸間距離
- 1,405mm
- シート高
- 855[860]mm
- 車両重量
- 199[200]kg
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒・998cm3
- 最高出力
- 147.1kW(200ps)/13,500rpm
- 最大トルク
- 112.4N・m(11.5kgf・m)/11,500rpm
- 燃料タンク容量
- 17L
CONTACT
- 問い合わせ先
- ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
- 電話番号
- 0120-090-819
- URL
- https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
※記事の内容はNo.154(2015年1月24日)発売当時のものになります
開発者インタビューなど詳しい内容は本誌でチェック!