特集今年こそ、ロングツーリング!
ホンダ創設者ゆかりの地をめぐる旅
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この企画に登場しました!
ロングツーリングでも快適性を実感できた
2012年にフルモデルチェンジをはたしたスーパーカブ110。3日間以上乗り続けてま ず思ったのは、操作がすごーく簡単だということ。クラッチレバーがなくて、ただ足のペダルを踏んでギヤを変えるだけ。エンストする心配がないからいつでも どこでも安心だ。急坂もグングン上るし、軽量で小回りが利くから、街中のチョコマカも細い道でのUターンもラクラクなのは当然のこと。
さ らに少し驚いたのは、流れの速いバイパスで速度を上げて走っても、足まわりがしっかりしていてブレが少なく、安定感があること。振動もあまり気にならなく て、想像していたよりも乗っていて疲れなかった。そして、秀逸なのがシート。クッション性がよくて分厚いシートは、長時間座っていても全然お尻が痛くなら ない。これ、ロングツーリングにはとても重要なポイントだと思う。
現在は、一般的に新聞配達などに使用され “働くバイク”としてのイメージがとても強いけれど、もともとスーパーカブは、仕事から通勤通学、近所の足、レジャーまで、老若男女、誰でもが乗れる気軽 な乗り物というコンセプトで作られたもの。どんな用途にもマッチするような懐の深さを持ったバイクなのだ。
シンプルなメーターパネル。アナログの速度計が中央に配された、その下には燃料残量計。ひと目でわかりやすいデザイン
最近のホンダ車に採用されているスイッチボックス。従来の配置と異なり、使用頻度の高いウインカースイッチを一番下に配置
フルモデルチェンジの特徴のひとつが、フロントマスクの新デザイン。風や泥はねをよけてくれるレッグシールドは初代からの伝統
空冷4ストローク単気筒110ccエンジン。低速域重視で扱いやすいのはもちろん、荷物積載時や登坂時も考慮した特性となっている
大型のリヤキャリアを標準装備する。キャリアの両脇には計4つの荷かけフックも備わっており、荷物の積載性はかなり高い
最近のバイクには採用されることの少なくなったタイプのヘルメットホルダーも標準装備。あると便利な、ライダーにうれしい機能だ
ボディーと一体感のある大型のテールランプを採用し、ウインカーの形状も丸型から変更。被視認性がさらに高められている
センタースタンドとサイドスタンドの両方を標準装備する。自宅保管の際やセルフメンテナンスをしたいという人には便利
SPECIFICATIONS
- 全長×全幅×全高
- 1,915×700×1,050mm
- 軸間距離
- 1,210mm
- シート高
- 735mm
- 車両重量
- 98kg
- エンジン型式・排気量
- 空冷4ストロークOHC 単気筒・109cm3
- 最高出力
- 5.9kW(8.0ps)/7,500rpm
- 最大トルク
- 8.5N・m(0.87kgf・m)/5,500rpm
- タンク容量
- 4.3L
- 価格
- 23万5,440円
CONTACT
- 問い合わせ先
- ホンダお客様相談センター
- 電話番号
- 0120-086819
- URL
- https://www.honda.co.jp/motor/
※記事の内容はNo.156(2015年3月24日)発売当時のものになります
ツーリングの様子など、より詳しい情報は本誌でチェック!
