特別企画バイクライフSTART & STEP UPマニュアル “ファーストバイク”にオススメしたいこの1台
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どうしてもSLに注目が集まりがちだが…
カワサキに関しては「ニンジャ250に新たなファミリーが加わった」というホットなニュースがある。4月15日から発売開始されたニンジャ250SLは、水冷4バルブ単気筒エンジンを搭載したモデルで、“SL”というのは“スーパーライト”の略。もちろん、こちらもファーストバイクとしてかなりオススメできるモデルであるし、こちらを紹介してもまったく問題ないだろう。しかし今回はあえてパイオニアの方、並列2気筒エンジンを搭載した“ニンジャ250”を紹介してみたいのである。
というのも、SLの方はデビューしたばかりのニューモデルなので、注目を浴びる場面も多い。すると「ニンジャ250はもう型遅れのモデルだ」といった誤解をしてしまうビギナーもいるのではないだろうか? しかし、決してそんなことはないのだ。SLはニンジャ250とは違った領域を追求したモデルなので、どちらが上だとか、新型・旧型という関係ではない。並列2気筒エンジンを搭載するニンジャ250も、ファーストバイクとしてぜひオススメしたいモデルである。
SLよりも勝っている部分というと、“迫力ある本格的フォルム”とか、“さまざまなシーンでの余裕”といった要素。ニンジャ250は排気量を感じさせない本格的なフォルムが魅力だが、やはりそれは、ボリュームあるカウルデザインや2灯式ヘッドライトによるものが大きいだろう。ある程度体格のあるライダーが乗っても違和感のない、クラスオーバーなサイズ感はニンジャ250の魅力だ。また31馬力を発揮する並列2気筒エンジン&大容量17リットルの燃料タンクは、ツーリングでの余裕もある。ツーリング好きなら、このメリットは大きいはずだ。
セパレートタイプのハンドルを採用することで、スポーティなハンドルまわりを構築。ツーリング特性を高めるためにややアップライトなグリップ位置となる
タコメーターは中央に大きく配置されており、視認性は非常に良好だ。右下のデジタルパネルには、低燃費走行時に“ECO”マークが点灯する機能もある
シャープかつボリュームのあるカウル類はスポーツバイクとしての存在感をさらに高めてくれる。フルカウルモデルらしい流れるようなシルエットが特徴的だ
タンデムシート下の収納スペースは2重構造。上段の底部分がヒンジ式のフタになっており、その下段には車載工具や書類が入る広めの空間が確保されている
放熱性やパッドの耐摩耗性にすぐれるペタル形状のブレーキディスクを採用。ブレーキロックの不安要素を緩和してくれるABSモデルもリリースされている
ツインエンジン特有の歯切れのいいサウンドを奏でるサイレンサー。前側を覆っているアルミ製のカバーは、実用面だけでなくデザイン的なアクセントにもなっている
SPECIFICATIONS※スペックはスペシャルエディション
- 全長×全幅×全高
- 2,020×715×1,110mm
- 軸間距離
- 1,410mm
- シート高
- 785mm
- 車両重量
- 172kg
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒・248cm3
- 最高出力
- 23kW(31ps)/11,000rpm
- 最大トルク
- 21N・m(2.1kgf・m)/8,500rpm
- タンク容量
- 17L
- 価格
- 55万3,500円
CONTACT
- 問い合わせ先
- カワサキモータース ジャパンお客様相談室
- 電話番号
- 0120-400819
- URL
- https://www.kawasaki-motors.com/mc/
※記事の内容はNo.157(2015年4月24日)発売当時のものになります
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