KAWASAKI ニンジャ250

祝!200号メーカーがビギナーにオススメするモデル

No.
200
祝!200号メーカーがビギナーにオススメするモデル

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※公開中の誌面内容はNo.200(2018年11月24日)発売当時のものになります

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登場は08年。当時はフルカウルモデルなど売れないと思われていた時代。しかし、ニンジャ250Rは瞬く間に世界中で大ヒット! その後、何度かのリニューアルを行ないニンジャ250となった現在もその思想は連綿と受けつがれている

文:谷田貝洋暁/写真:武田大祐

カワサキ広報担当者が語るオススメポイント

カワサキモータースジャパン
マーケティング部 部長
山崎修司さん

  • 最高次元の操る悦びを初心者にも!
  • 川崎重工クオリティの高い耐久性を持たせてます!
  • 走りを追求したくなる“奥が深い”乗り味
  • 飽きのこないデザインが探求されてます!

ニンジャ250に乗った以上はつまらないとは言わせません!

最高次元の操る悦びをすべての人々に提供する

「現行モデルのニンジャ250の初代にあたるニンジャ250Rを世界戦略車として作るときに、開発陣には相当なプレッシャーがかかりました」と語るのは、カワサキモータースジャパンでマーケティングに関わる山崎修司さん。当時、同氏は川崎重工のモーターサイクルのマーケティング部門におり、ニンジャ250Rのグローバルプロモーションにも携わっていた。

 

「カワサキのモーターサイクルに課せられた使命は“最高次元の操る悦びを多種多様なニーズを持つ人々に提供する”ということ。これが実に大変でした。というのも“ニンジャ”という名前を冠するからには“操る楽しさ”が際立っていなければいけない。しかも、それが最高次元なワケですから、本来なら頂点の人には味わえるけど、普通の人には味わえない…、楽しさでなければならない。それなのに誰にでも乗りやすいモデルでなくてはいけない」

 

“最高次元の操る悦びを多種多様なニーズを持つ人々に提供する”。言葉にするのは簡単だが、実現するとなると困難であることは想像に難くない。なぜなら、通勤、ツーリング、スポーツ走行、いろいろな用途があり、操るライダーのテクニックもさまざまだからだ。

 

「技術で課題を解決するというのが、川崎重工、カワサキのオートバイブランドの約束なんです。実際、出来上がったときに私も乗ってみましたが感動しましたね。まさに乗りやすいのに、きちっとしたスポーツバイクで、操って走るという感覚が確かにあった」

 

アメリカでプレス向けの公道試乗会を行なった際には、ジャーナリストがバイクから降りてくるなり、「よくやってくれた! これは楽しい!」と開発陣に握手を求めた一幕もあったとか。操って走る感覚がありながら、初心者にも乗りやすいというところが乗り手に伝わった瞬間だった。

 

最初に乗る一台だからこそ面白いかどうかが大切

「初心者のうちは他のバイクを乗り比べるという機会があまりないハズです。ですから、購入したバイクの乗り味が、おもしろい、おもしろくないという判断もしにくい。もし最初に出会ったバイクが面白くなかったら…、その1台に、“つまらない”と、バイクそのものに飽きてしまうようでは困るわけです。

 

このニンジャというモデルは、自分でコントロールするおもしろさがわかる。自分がこう走りたい、こう曲がりたいという意思のとおりにコントロールできたときの達成感がある。バイクは単に“曲がりやすい”だけではダメなんです。重要なのは、乗っておもしろいかどうかなんです。そういう意味で、このバイクはMotoGPライダーが乗ってもおもしろいと思えるような次元までしっかり作り込んであります。ですから最初の一台として安心して買っていただけるモデルだと自負していますし、もちろん“操る悦び”を楽しみながら乗り込めばライディングテクニックが自然と上達するようにもなっています」

 

こうして誰もが感じられる最高次元の操る悦びを手に入れたニンジャ250R。2012年のモデルチェンジで車名とスタイリングをリニューアルしてニンジャ250となった現在もその思想は受け継がれている。

 

「デザインに関しても、快適性とニンジャらしいスタイリングを両立させるために相当突き詰めました。“ニンジャ”ですから最高峰のニンジャZX‐10Rに負けない迫力を持たせたかった。一方で、ツーリングでラクなポジションも両立したい。今では他社さんも採用していますからそれほどめずらしいものではなくなってしまいましたが、ゆるい前傾ででラクなポジションなのに、走る姿はスポーティで前傾しているように見える工夫を盛り込んでます。

 

アメリカなどでは、カフェにライダーが集まる習慣があるのですが、そんな場ではやはり250㏄クラスに乗って行くとちょっと恥ずかしいような風潮があったんですが、ニンジャ250Rの登場後には一変しました。ニンジャZX‐10R、6Rと一緒に、ニンジャ250Rも並ぶようになったんです。きちんとニンジャシリーズの一角としてニンジャ250Rが加わっているし、しかも、ぱっと見で区別がつかないほどなじんでいる。実際に乗っているライダーも“それほど大きな排気量のバイクはいらない”というベテランライダーにも選んでもらえて、爆発的にヒットしたのがニンジャ250Rというバイクなんですよ。単なる初心者バイクではなく、ライトスポーツバイクという地位を獲得したんです」

 

排気量も車格も違いながら、堂々と、ニンジャと胸を張れるデザインには、どんな工夫があったのだろうか?

 

「カワサキのデザイナーは“絶対的にかっこいいモノ”を作ろうとしているということです。これは川崎重工としては当たり前のこと。どういうことかというと、飛行機にしろ、電車にしろ、船にしろ、数十年単位で使われることを想定している。デザインに対する考え方もロングレンジなんです。

 

耐久性においても考え方が同じです。川崎重工の一部門として、電車や船や航空機などと同じような品質の製品を作らなければならない。つまりちょっとやそっとでは壊れちゃいけない。そんなモノづくりの姿勢が根底にある。そういう意味でも、ニンジャ250は、初心者の方にも安心して買っていただけるモデルになっていますよ」

 

SPECIFICATIONS

型式
2BK-EX250P
全長×全幅×全高
1,990×710×1,125㎜
軸間距離
1,370㎜
シート高
795㎜
車両重量
166㎏
エンジン型式・排気量
水冷4ストローク DOHC4バルブ並列2気筒・248㎤
最高出力
27kW(37㎰)/12,500rpm
最大トルク
23N・m(2.3kgf・m)/10,000rpm
燃料タンク容量
14ℓ
燃費(WMTC)
26.2㎞/ℓ
価格
64万440円[62万9,640円]

※[]はキャンディプラズマブルー

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CONTACT

問い合わせ先
カワサキモータース ジャパンお客様相談室
電話番号
0120-400819
URL
https://www.kawasaki-motors.com/mc/

※記事の内容はNo.200(2018年11月24日)発売当時のものになります

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