DUCATI パニガーレ V4

過激さを求める人にぜひ薦めたい

MotoGPやスーパーバイク世界選手権（SBK）といった最高峰のロードレースで活躍するドゥカティのスーパースポーツシリーズ・パニガーレの最新モデル。これまでL型2気筒だったのが、このV4シリーズで4気筒へと変わったのが一番のポイントだ。4気筒になったことで、エンジンフィーリングは2気筒に比べてなめらかになり、その点ではまさに新しいドゥカティといった印象だ。低回転でクラッチをつなぐ際に、一瞬“あっ、エンストしたかな”と思ったりしても、ストールしない粘り強さがあって驚かされたのだが、このバイクの本領が発揮されるのはやはり中高回転域。アクセルを開けていったときの暴力的な加速は、過激さを求めるライダーを虜にすることは間違いない。暴力的とは書いたけれど、車体は路面を流れるような感覚でなめらかにかつ急激に速度を増していくので、乗り手は不安を覚えることなくその加速を楽しめるのだ。コーナリングでも、その流れるようなフィーリングは変わらない。

 

こういった上質な走行パフォーマンスとは別にエンジンやサスペンションの特性などさまざまなセッティングを左ハンドルのスイッチボックスに用意された2つのパドルスイッチで簡単かつ直感的に行なえる点も大きな魅力といえる。

 

 

パニガーレV4 足つき＆乗車ポジション

 

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高

―

軸間距離

1,469㎜

シート高

830㎜

車両重量

198㎏

エンジン型式・排気量

水冷4ストロークデスモドロミック 4バルブ L型4気筒・1,103㎤

最高出力

157.5kW(214㎰)/13,000rpm

最大トルク

124N･m(12.6kgf･m)/10,000rpm

燃料タンク容量

16ℓ

燃費（WMTC）

―

価格

263万9,000円（税8%込）

PANIGALE V4 製品ページ

※記事の内容はNo.201（2018年12月22日）発売当時のものになります