BMW C400GT

連載新車体感 ニューモデルインプレッション

No.
206
連載新車体感 ニューモデルインプレッション

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※公開中の誌面内容はNo.206(2019年5月24日)発売当時のものになります

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BMW C400GT 走行

文:岩崎雅考/写真:武田大祐

高い質感を感じられる走りと装備

BMW C400GTのスタイリング

BMW C400GT サイドビュー

 

ミドルクラスとは思えないゴージャスな装備が◎

アイドリングは1,500回転でクラッチミートは2,500回転。とくに意識することなくアクセルを開ければ、ダルいともレスポンスがよすぎるとも感じることなくいいタイミングで車体は動き出す。動き出しのトルクがけっこうありスタートダッシュがラクにできるので、交通の流れが速い幹線道路でもつねに流れを一歩リードして移動することができる。この特性はストップ&ゴーの多い都市部では、乗り手に余裕を持たせてくれることだろう。アクセルを開けていけばアッという間に一般道の制限速度に達するし、その先もスムーズに加速して高速道路の制限速度に達してもまだ十分な余裕を見せる。

 

ABS標準装備のブレーキはフロントはレバーのストローク量が多く、さらに奥で効力がグッと高まる二次曲線的な効き方なのに対して、リヤはレバーのストローク量が少なくカチッとした印象。いずれも効き具合が把握しやすいコントローラブルなブレーキといえる。絶対的な制動力も通常走行なら十分である。シャーシは大柄ながら、クイックな切り返しに追従する剛性がある。残念ながら短い距離での試乗になったため、サスペンション特性がイマイチ把握できなかったけれど、硬すぎることも逆にソフトすぎることもない印象であった。

 

トータルで見てみると、そのスタイリングからもわかるようにロングツーリングなどに使うとかなり快適に違いない。それに加えて普段使いにも十分通じる利便性を有しているので、スクーターに興味がなくとも、乗ってみればスクーターならではの楽しさを知ることになるだろう。

 

BMW C400GTのディテール

 

BMW C400GTの足つき&乗車ポジション

BMW C400GT 足つき&乗車ポジション
身長171㎝/体重68㎏
両足を下ろせば土踏まず前まで接地するので、車体は十分に支えられる。足を前方へ投げ出すポジションもとれて、自由度は高いといえるだろう

 

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高
2,200×780×1,435(㎜)
軸間距離
1,565㎜
シート高
775㎜
車両重量
215㎏
エンジン型式・排気量
水冷4ストロークDOHC 単気筒・349㎤
最高出力
25kW(34㎰)/7,500rpm
最大トルク
35N・m(3.5kgf・m)/6,000rpm
燃料タンク容量
12.8ℓ
燃費(WMTC)
28.57㎞/ℓ
タイヤサイズ
120/70-15(F)・150/70-14(R)
価格
91万2,000円
※ムーンウォークグレーメタリックは91万8,000円

C400GT 製品ページ

CONTACT

問い合わせ先
BMWカスタマー・インタラクション・センター
電話番号
0120-269-437
URL
https://www.bmw-motorrad.jp

※記事の内容はNo.206(2019年5月24日)発売当時のものになります

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