文:岩崎雅考/写真:武田大祐
走りが楽しくなるトータルパッケージ
SPEED TWINのスタイリング
往年の名車からその名を受け継いだモデル。斜め後方へと伸びるラインを多用したスタイリングは、この車両がスポーティなモデルであることを主張している。
実際に走らせてみると、低速から十分なトルクがあるうえスロットルを開ければ、スムーズかつパワフルな加速を見せてくれ、そのスタイリングが伊達ではないことを感じさせてくれる。車体を倒しこむ際も、スッと寝かせられるし、寝かした状態での微調整もしやすい。さらに切り返しも軽やかで走ること自体が楽しくなってくる。ブレーキにしてもその走りを支えるに十分な制動力と、扱いやすさがある。見ためはクラシカルなイメージを持たせてはいるけれど、その走りはクラシカルからはかけ離れたものなのだ。
ライディングモードがロード、レイン、スポーツの3パターン用意されていたり、USB電源ソケットが用意されていたりと利便性もしっかり追求されていることも付け加えておこう。
SPEED TWINのディテール
SPEED TWINの足つき&乗車ポジション
SPECIFICATIONS
- 全長×全幅×全高
- ─×760×1,110(㎜)
- 軸間距離
- 1,430㎜
- シート高
- 807㎜
- 車両重量
- 196㎏
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークOHC 4バルブ並列2気筒・1200㎤
- 最高出力
- 72kW(97㎰)/6,750rpm
- 最大トルク
- 112N・m(11.4kgf・m)/4,950rpm
- 燃料タンク容量
- 14.5ℓ
- 燃費(WMTC)
- ─
- タイヤサイズ
- 120/70-17(F)・160/60-17(R)
- 価格
- 160万円(ジェットブラックのみ)、163万8,880円
CONTACT
- 問い合わせ先
- トライアンフモーターサイクルジャパン
- 電話番号
- 03-6809-5233
- URL
- https://www.triumphmotorcycles.jp/
※記事の内容はNo.206(2019年5月24日)発売当時のものになります