特集夏を快適に過ごすためのヒント集
Section.2 Part.1 夜駆けのススメ
207
タンデムスタイルNo.207(6月24日発売号)の特集『暑さに対する対処術〜走行編〜 Section 2 PART.1 夜駆けのススメ』に登場したYAMAHA XSR700を紹介しよう。
文:横田和彦/写真:関野 温
レトロスタイルと現代の走りが融合
XSR700のスタイリング
レトロ感ある外観と軽快な走りが売り!
鼓動感ある並列2気筒エンジンをスチール製のダイヤモンドフレームに搭載したXSR700は、今流行りのネオクラシックスタイルをまとったミドルネイキッド。過去のモデルをモチーフにしたわけではなく、昔風のデザインを新たに起こしているだけあって、他にはない新鮮な印象だ。
ハンドルは幅広で高めにセットされていて、ステップ位置も低めなためリラックスしたライディングポジションになる。車体がスリムなのでニーグリップもしやすい。質感が高いシートは肉厚でクッション性はいいのだけれど、自分には形状が微妙にフィットしなかった。もちろん個人差はあるので、気になる人は試してほしい。
270度位相クランク採用のエンジンはライダーの感覚に素直な特性。しかしただ大人しいだけのエンジンではない。アクセルを大きめに開けるとフロントが軽くなるほどのトルク感で後輪を押し出しながら猛然と加速していく。瞬発力は並のリッターバイクを上回るほど。その特性と、ねらったラインに乗せることが容易なハンドリングを活かせば市街地をキビキビと駆け抜けることができるのだ。
取りまわしやすさと小気味よい走り、そしてレトロなエクステリアが共存しているXSR700は、大型バイクだという気負いなしに乗ることができる。ビギナーからベテランまで幅広い層のライダーにとって、心強い相棒になってくれる存在だ。
XSR700のディテール
XSR700の足つき&乗車ポジション
SPECIFICATIONS
- 型式
- 2BL-RM22J
- 全長×全幅×全高
- 2,075×820×1,130㎜
- 軸間距離
- 1,405㎜
- シート高
- 835㎜
- 車両重量
- 186㎏
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒・688㎤
- 最高出力
- 54kW(73㎰)/9,000rpm
- 最大トルク
- 68N・m(6.9kgf・m)/6,500rpm
- 燃料タンク容量
- 13ℓ
- 燃費(WMTC)
- 23.9㎞/ℓ
- タイヤサイズ
- 120/70-17(F)・180/55-17(R)
- 価格
- 89万9,640円(税8%込)
CONTACT
- 問い合わせ先
- ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
- 電話番号
- 0120-090-819
- URL
- https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
※記事の内容はNo.207(2019年6月24日)発売当時のものになります
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