特集夏を快適に過ごすためのヒント集
Section.2 Part.3 “涼”を追い求める
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タンデムスタイルNo.207(6月24日発売号)の特集『暑さに対する対処術〜走行編〜 Section 2 PART.3 “涼”を追い求める』に登場したSUZUKI Vストローム650XTを紹介しよう。
文:谷田貝洋暁/写真:武田大祐・関野 温
ロードセクションが楽しいアドベンチャーツアラー
Vストローム650XTのスタイリング
エンジン&車体が日本にジャストフィット
KTMの790アドベンチャーやBMWのF750/850GSなどなど、ミドルクラスのアドベンチャーツアラーが増えてきている昨今の国内市場のなかで、このVストローム650シリーズの立ち位置はかなり個性的だ。他がオフロード性能強化へとどんどん舵を切っている中で、かたくなにロードセクションでの乗りやすさ、ワインディングの楽しさを堅持している。2017年の大幅なモデルチェンジでも、トラクションコントロールは装備したものの、車体のパッケージはあくまでロードセクションを意識した設定。剛性の高いアルミツインスパーフレームはそのまま引き継がれたのだ。
だがそれがいい。日本国内でアドベンチャーツアラーでダートを走っているライダーはどれだけいるだろう? 少なくとも積極的に走ろうと思わない限り、ツーリングでダートに出会うことはまずない。ならばロードがきっちり楽しめて、荷物積んでも安定して、コーナリングでは肩から体重移動して突っ込んでいけるようなマシンの方が楽しいんじゃない? そんな風に考えるなら、このVストローム650シリーズは最高の相棒になるだろう。
スポークホイールを装備したXTは、ダートの走りやすさというより、スポークホイールのしなりが効いて巡航走行時のスタビリティが増す感じ。ワインデングを走った時の気持ちよさより、大荷物を乗せて走るときの安定性を取るならXTを選ぶと快適だろう。
Vストローム650XTのディテール
Vストローム650XTの足つき&乗車ポジション
SPECIFICATIONS
- 型式
- 2BL-C733A
- 全長×全幅×全高
- 2,275×910×1,405㎜
- 軸間距離
- 1,560㎜
- シート高
- 835㎜
- 車両重量
- 215㎏
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒・645㎤
- 最高出力
- 51kW(69㎰)/8,800rpm
- 最大トルク
- 61N・m(6.2kgf・m)/6,500rpm
- 燃料タンク容量
- 20ℓ
- 燃費(WMTC)
- 24.2㎞/ℓ
- タイヤサイズ
- 110/80-19(F)・150/70-17(R)
- 価格
- 95万400円(税8%込)
CONTACT
- 問い合わせ先
- スズキお客様相談室
- 電話番号
- 0120-402-253
- URL
- https://www1.suzuki.co.jp/motor/
※記事の内容はNo.207(2019年6月24日)発売当時のものになります
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