連載新車体感 ニューモデルインプレッション
No.
176
誌面を“まる読み”できます!
※公開中の誌面内容はNo.176(2016年11月24日)発売当時のものになります
インプレッションの誌面を開く
見れば見るほど本気を感じるラリーレプリカが堂々完成だ!
2015年に“コンセプトモデル”として登場。そして1年後の2016年の春には“プロトタイプ”としてデビュー。発売に向けて着々と育っているCRF250ラリー。ついにこのたび欧州仕様車(市販車)が発表されたぞっ!
ラリーテイストあふれるスクリーンは、ダカールラリーを走るCRF450ラリーと面形状はまったく同じものを採用。本機のほうが少しだけ厚みがあるという
ハンドル、シート、ステップを結んだ乗車ポジションを決定する位置関係は、“ラクだ”と好評を博しているCRF250Lからいっさい変更していないという
ストローク量はそのままにフォークアウターチューブを30mm延長。ただし内部構造を変更し、よく動くサスになった。また剛性確保のためアクスルシャフト径を2mm太くした
タンク容量は、航続距離300kmを目標とし、250Lから30%アップした10.1リットルに変更。タンクキャップはヒンジ式を採用しており、給油時の利便性もアップしている
標準装備のハンドガードには、30〜40km/hあたりの低速走行時の軽快感を考慮し、スリットが入れられている。サイドカウルのスリットや段差も同じ理由だ
ヘルメットホルダーに荷かけフックといった装備も継承。ウインカーはLEDを採用するも、テールランプのみ意匠の自由度と軽量化を鑑みバルブをチョイスしたとか
騒音規制の実質的な緩和に対応し、パワーアップや低速域のトルク特性の最適化を実行。エキゾーストパイプ径を太くし、サイレンサーはスリムでコンパクトになった
SPECIFICATIONS※欧州仕様車
- 全長×全幅×全高
- 2,210×900×1,425mm
- 軸間距離
- 1,455mm
- シート高
- 895mm
- 車両重量
- 157kg
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストローク 4バルブ単気筒・250cm3
- 最高出力
- 18.2kW(24ps)/8,500rpm
- 最大トルク
- 22.6N・m(2.3kgf・m)/6,750rpm
- タンク容量
- 10.1L
※記事の内容はNo.176(2016年11月24日)発売当時のものになります