CRF1100Lアフリカツインシリーズのディテール
開発陣インタビュー
オフロード性能にこだわった21インチホイールは変えません
編集部:今回、無印とADSでかなりキャラクターを変えているようですが、開発の主題はなんだったのでしょうか?
開発陣:一番の目的は軽量化でした。お客さまの声として軽量化を望む声が多く、新設計のフレームやエンジンなどのパーツを見直すことで、TFTメーターやIMUなどのコントロールユニットなど追加装備で重量を増やしながらも、トータルで4㎏ほどの軽量化ができました。
編集部:フレームの刷新を行なうことでかなりしなやかさを重視したとのことですが、重量級のアドベンチャーモデルの場合、重いし、高速道路も多用し、荷物やタンデムする機会も多い。車体を支える安定性と、軽快にコーナリングするためのしなやかさが、相反する要素になると思うのですが?
開発陣:とくに今回は横方向へのしなやかさを徹底して作り込みました。新型のフレーム製作にあたっては、横方向のしなりを確保したり、フレームのしなりの中心点を下げることで、フロントの接地感を確保しています。一方の縦方向の剛性をしっかり確保することで、安定感とコーナリング性能の両立を追求しました。
編集部:単に軽くスリム化したというワケではないんですね。
開発陣:アフリカツインは、アドベンチャーモデルのなかでも、オフロード性能にこだわったモデルで、市場から要求点も高い。アフリカツインはアフリカツインらしく、進化するというところに注力しました。確かに今回エンジンも見直してますので、1250㏄化なんてことも物理的には可能ではありました。しかし、アフリカツインとしての性能を考えると、この排気量であり、この車体がベストと考えました。
編集部:オフロード特性、つまりタイヤの19インチ化はありえない。アフリカツインは21インチだと?
開発陣:少なくともアフリカツインという名前で21インチホイールではないモデルが出ることはないですよ(笑)
純正アクセサリーも充実
アップルカープレイを採用
HONDA CRF1100L Africa Twin 製品ページ
CONTACT
- 問い合わせ先
- Hondaお客様相談センター
- 電話番号
- 0120-086819
- URL
- https://www.honda.co.jp/motor/
※記事の内容はNo.213(2019年12月24日)発売当時のものになります