SUZUKI GIXXER SF250 & GIXXER250

特別企画ニューモデルFLASH

No.
216
特別企画ニューモデルFLASH

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※公開中の誌面内容はNo.216(2020年3月24日)発売当時のものになります

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SUZUKI GIXXER SF250とGIXXER250の2ショット

2019年10月に開催された東京モーターショーでその姿を現したジクサーSF250とジクサー250。そのときは詳細な内容は発表されなかったが、ついに価格などが判明! 今回は実走することはできなかったが、取りまわしなどでわかることを含め、その特徴を紹介する。

文:吉田 朋/写真:関野 温

リーズナブルな価格と充実の装備で初心者にオススメ

GIXXER SF250 & GIXXER250のスタイリング

GIXXER SF250
SUZUKI GIXXER SF250
フルカウルモデルのジクサーFS250は、シックなマットプラチナシルバーメタリックNo.2とマットブラックメタリックNo.2に加え、レーシーな雰囲気のトリトンブルーメタリックも用意される。カラーによる価格差はない
GIXXER250
SUZUKI GIXXER250
ネイキッドモデルのジクサー250はシックなイメージのカラーリングとなる。左がマットプラチナシルバーメタリックNo.2×マットブラックメタリックNo.2で、右がマットブラックメタリックNo.2だ

 

軽さはいろいろな面で武器になるファクター

スズキのスポーツモデルに与えられる“GSX-R”は、海外でジクサーと呼ばれ親しまれている。そのジクサーの名を冠したモデルが2014年に登場。インドで生産され、現地で多くのライダーに支持された。2017年からは日本でも発売がスタートしている。日本では馴染みの薄い154㏄という排気量だが、消費税抜きで30万円を切る価格と、コンパクトな車体と扱いやすい特性で一定の支持を集めている(最新型は多くの変更を受け、わずかに30万円を超えた)。その兄貴分にあたるモデルがジクサー250で、フルカウルバージョンがジクサーSF250だ。すでにインドでは発売中のモデルだが、2019年東京モーターショーで参考出展され、いずれ日本での発売がスタートすると予想した人が多かっただろう。その予想どおり、ジクサーSF250が“4月24日”、ジクサー250が“6月17日”から発売されると正式にリリースされた。

 

このジクサー250/ジクサーSF250は単にジクサーの空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒・154㏄エンジンをベースに排気量をアップさせたのではない。単気筒は共通項だが、完全新設計のエンジンを搭載しているのだ。冷却方式はスズキ伝統の油冷を採用。ただし従来の油冷エンジンとは異なるアプローチを用いている。バルブまわりもDOHCではなくコンパクトにできるOHCを採用。ジクサーと違って2バルブではなく4バルブとなる。出力を追い求めるなら、単気筒でもDOHC4バルブといきたいところ。だがスズキは他メーカーと異なる路線を選ぶ傾向にある。他メーカーはフルカウルスポーツモデルに水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒エンジンを使うのに対し、水冷4ストロークDOHC2バルブ並列2気筒エンジンのGSX250Rを送り出している。最高出力などではライバルに劣るが、低中回転域の扱いやすさを重視。他メーカーと異なる出力特性が一定の支持を集めている。

 

新型の油冷4ストロークOHC4バルブエンジンは、26㎰を発揮。24㎰を発揮する国内仕様のGSX250Rを上回る数値だ。扱いやすさを残しつつ、スポーティな走りが楽しめるだろうと推測できる。またミッションもジクサーが5速なのに対して、ジクサーSF250/ジクサー250は6速ミッションを採用。ちなみに車両重量は国内仕様のGSX250Rが178㎏に対して、ジクサーSF250が158㎏(ネイキッドのジクサー250は154㎏)。これもスポーツ走行だけでなく、取りまわしなどでも有利に働く要素だ。加えてタイヤは前後ラジアルとし、ヘッドライトとテールランプにはLEDを採用。

 

新設計のエンジンに加えて、GSX250Rと比較しても豪華な装備類が与えられている。ジクサーSF250でGSX250Rと同等、ネイキッドのジクサー250はそれよりも若干割安と予想していたが…。GSX250R(通常色)が53万6800円に対し、ジクサーSF250が“48万1800円”、ジクサー250が“44万8800円”。正直“スズキさん大丈夫?”と思ってしまった。この価格と装備なら、多くのライダーに支持されることだろう。

次ページ:GIXXER SF250 & GIXXER250のディテール&足つきを紹介!

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電話番号
0120-402-253
URL
https://www1.suzuki.co.jp/motor/

※記事の内容はNo.216(2020年3月24日)発売当時のものになります

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