
渋滞もラクラク!
前二輪という機構のおかげでどうしてもフロント側が大きく見えてしまうトリシティ。幹線道路とはいえ混雑した道はちょっと走りにくいようなイメージがある。僕自身、走る前にはそんなふうに思っていたけど、走ってみればなんてことはない。50ccクラスのスクーターのような小まわりはできないけど、125クラスのライバルたちにほぼ遜色ない走りやすさがあった。
全幅は735mmと125ccクラスのライバルたちに負けないコンパクトなハンドル幅を採用。ただし、前二輪という特性上、車線をはみ出しやすいためイエローカットには注意しよう
その他の通勤便利要素
スピードメーターの他、文字の大きなデジタル時計、燃料計、ツイントリップ&オドメーターに加え、外気温計も装備。路面温度が気になる寒い朝には、真っ先に確認したい機能だ
深夜早朝に出勤などで、意外と気になるのがバイクの排気音。4ストローク125ccのトリシティの排気音はとっても静か。おかげで閑静な住宅地を走行する場合にも気が引けない
買い物袋などがかけられる格納式のコンビニフックを装備。センタートンネル部分がフラットなフットボードと組み合わせれば、A4サイズのカバンなどの荷物の持ち運びもラクラク
ポジションランプ、テール/ストップランプなどの光源にはLEDを使用。明るいLEDは夜間の被視認性も高く、存在を強くアピールできる。消費電力が少なくバッテリーへの負担も少ない
前2輪&前後連動ブレーキのおかげで強力な制動力を持つトリシティ。シートには、オシリを包み込むホールド性の高いシート形状とともに、滑り止め加工がほどこされた表皮を採用
大きなフラップ状の金具が取り付けられたサイドスタンドは、駐輪のシチュエーションや履物を選ばず確実に操作できる。こんな細やかな心配りが日常の使いやすさを高めている
容量は20リットルと大きいほうではないが、それでもあるとないのでは大違い。日常的にレインウエアなどを入れておき、使用時には代わりにデイパックを収納、なんて使い方も
SPECIFICATIONS※[ ]内はABS仕様
- 全長×全幅×全高
- 1,905×735×1,215mm
- 軸間距離
- 1,310mm
- シート高
- 780mm
- 車両重量
- 152[156]kg
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークOHC 2バルブ 単気筒・124cm3
- 最高出力
- 8.1kW(11ps)/9,000rpm
- 最大トルク
- 10N・m(1.0kgf・m)/5,500rpm
- タンク容量
- 6.6L
- 価格
- 35万6,400円[39万9,600円](税8%込)
メーカー製品ページ
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/scooter/tricity/
CONTACT
- 問い合わせ先
- ヤマハ発動機カスタマー コミュニケーション センター
- 電話番号
- 0120-090-819
- URL
- https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
※記事の内容はNo.174(2016年9月24日)発売当時のものになります