
ついに待ちに待ったCBR1000RRのモデルチェンジである。待ち望んでいたレース関係者やサンデーレーサーも多いのではないだろうか? しかし僕らはタンデムスタイル。このハイスペックマシンの街乗りからワインディングのレベルの日常域での使い勝手をレポートするぞ!
文:谷田貝洋暁/写真:武田大祐
格段の進化を遂げたCBR1000RR
スタイリング
トータル16㎏もの軽量化
従来モデル比で16kgという恐ろしいまでの軽量化をはたした新型CBR1000RR SP。チタンタンクやリチウムイオンバッテリーなど新技術の採用も大きいが、各部でさまざまな軽量化の工夫が盛り込まれ、それらが積み重なっての16kgなのである。押し引きした感覚はCBR600RRと同じ、と言ったら言いすぎだが、走り出せば本当に600ccクラスのような軽さを感じるのだ。
ヘッドライトやウインカー、テールランプなどのすべての灯火器をLED化することによって、11〜20%もの軽量化とコンパクト化を達成。もちろん省電力化も図れ、発電、充電系への軽量化にも寄与している。
カウルやナンバーステーなどの外装部品とフレームボディ見直しで、6〜10%の軽量化を達成。とくに新設計されたアルミダイキャスト製のシートフレームは徹底的な肉薄化により、600gの軽量化が行なわれた
ABS&バッテリー
ABSユニットが軽量な最新式のものになり、SPはバッテリーも鉛バッテリーからリチウムイオンバッテリーを市販車として新採用。これだけで2kgもの軽量化が図れ、従来比で40%以上もの軽量化に成功。
排気系部品&タンク
SPは、市販車として世界初となるチタン製のタンクを採用することで1.3kgの軽量化を達成。またサイレンサーなどの排気系の部品にもチタンが採用され、2.8kgの軽量化に成功した。
ホイール&タイヤ、エンジンなど
エンジンは、マグネシウムカバーの採用をはじめ1/4(200部品)を新設計。またホイール&タイヤ、電装/制御装置、吸気系部品などで5%程の軽量化を達成した
CONTACT
- 問い合わせ先
- ホンダお客様相談センター
- 電話番号
- 0120-086819
- URL
- https://www.honda.co.jp/motor/
※記事の内容はNo.181(2017年4月24日)発売当時のものになります