LAMBRETTA V125SPECIAL

車両インプレ・解説

レディスバイク特選バイク＆アイテム 2021

海外メーカー, Lambretta, 51㏄〜125㏄

おしゃれさが日々の移動に彩りを与えてくれる

日々の移動から休日まで、つねにおしゃれでいたい。そんな気持ちを満たしてくれるのが、イタリアンスタイルのスクーター・ランブレッタのＶ-スペシャル。もちろん、スタイルだけじゃなく実用性も兼ね備えています。

LAMBRETTA広報さんのオススメポイント

何よりも美しく流麗なスタイル! 1970年代の名車を現代によみがえらせた、大胆で流麗なサイドパネルのデザインと、ち密に計算された前後のフィニッシュがそそります。
レスポンスよくスポーティなエンジン! 乗りやすいのに驚くほどのびやかで快活なエンジンで長距離も楽しく、街中もキビキビと走ります！
モノコックフレームに支えられた鉄スクーターならではの高剛性ボディ! パワフルなエンジンと相まって、ワインディングさえもスイスイ走り、段差をものともしないしっかり感が頼もしい！

V125SPECIALのスタイリング

使い勝手のよさ＋αが日々を楽しくしてくれる

スクーターは高い実用性があるとともに、一部の車両はおしゃれのアイコンにもなっています。そんなおしゃれスクーターとして国内でも知られているのがイタリアンブランドのベスパですが、海外では同じイタリアのランブレッタというブランドもその枠に入ってきます。日本ではなじみが薄いブランドですが、それは1970年代の頭に、本家となるイタリアでの生産が終了してしまったからです。そのため国内に入ってくる台数もかなり限られてしまい、一部のコアなファンのみが知る存在になってしまっていました。ところがそのランブレッタが、数年前に復活をはたしたのです。それも、もともとのメーカーであるイノチェンティが再び手がける形で。そして、その復活して発売となったモデルがこのV-スペシャルになります。

見る人が見れば、パッと見でランブレッタだとわかる独特のスタイリングこそが、この車両最大の魅力といっていいでしょう。1950年代から70年代頭にかけて生産されていたLIやTVといった人気モデルのスタイリングをオマージュしつつ、現代的なデザインへと落とし込まれているのです。そのデザインを決定するにあたり、イタリアのランブレッタフリークたちの意見も取り込まれたと伝わっています。それゆえに、ランブレッタを知る人が見ても納得のいくスタイリングで、古いランブレッタを知らない人が見ても“レトロ感のある斬新なスタイルのおしゃれスクーター”と感じられるのです。

そのスタイリングを形成するボディは、昔と同じく主要部分にスチールを使ったモノコックスタイルが取り入れられています。そのため樹脂製のボディを使った車両とは一線を画す質感があるのです。またボディ全体が塗装されているので、年月が経っても日焼けによる色落ちが目につくこともありません。そのあたりの作り込みは、スタイリングを大事にするイタリアンモデルならではだと感じさせられます。また実用性をさらに高められる、おしゃれなメーカー純正のキャリアやバンパーもラインナップされていて、それらで気軽にオリジナリティを高められることも注目すべき点です。

走行性能に関しては、実績のあるCVTのオートマチック空冷4ストロークエンジンに、前後ディスクブレーキやプリロード調整のできるリヤショックを組み合わせてあるので、乗り手が不安になるようなことはないはずです。

ここに紹介する125に加えて、同じボディを用いた200（48万円）と50（40万円）もラインナップされているので、自分のライフスタイルに合わせて、3つの排気量から選べることもV-スペシャルの魅力といえます。