レディスバイク Vol.84掲載車両(2020年3月3日発売)
大まかにくくるならクルーザーカテゴリーの1台。とはいえボバースタイルを早くから取り入れ、その独自性をアピール。シンプルかつモノトーンのカラーリングがマッシブな雰囲気を強調しています。
古さと新しさが融合するオンリーワンクルーザー
YAMAHA広報さんのオススメポイント
- シンプルでバイクらしいデザインは、どんなファッションにもマッチします。乗っている時はもちろん、停めている時も街中に映えるバイクです。
- 690㎜のシート高がもたらす抜群の足つき性は、ツーリングはもちろん、街中の走行でも気兼ねなく出かけることができ、バイクに乗る回数が増えること間違いなしです!
- 空冷V型2気筒のエンジンが気持ちのいい排気音を奏でます。V型エンジンならではの心地よい鼓動感は、ツーリングをより楽しくしてくれます。
BOLT ABSのスタイリング
強い個性が感じられるスタイリングが魅力
ボルトが登場したのは2013年のこと。そのスタイルは“Ultimate Purely Bobber 究極のボバースタイル”というコンセプトをもとにデザインされていて、アメリカンと呼ばれていたころのロー&ロングなクルーザーモデルとは一線を画すマッシブなスタイリングが特徴的です。ボバースタイルというのはカスタムスタイルの一つで、1900年代前半にダートトラックレースで走っていたバイクがモチーフになっていて、余計なモノをそぎ落として軽くすることによって走りを高める改良をしたことからはじまったスタイルとのこと。実際のスタイル的な特徴は低いハンドル、短く切られたリヤフェンダー、短い車体、サドルシートといったところです。
ボルトはステップがクランクケースの前側に位置するフォワードコントロールではなく、クランクケースの横あたりに位置するミッドコントロールになるので、ライディングが乗り手の体格に左右されにくい点も一つ特徴といっていいでしょう。また、タンクが溶接の目立たない作りになっていたり、シンプルななかにも丹念に作りこまれていることろも作り手のこだわりを強く感じられるところです。
エンジンは、シリンダーのフィンがバイクらしい雰囲気をアピールする空冷タイプのV型2気筒。最高出力を5500回転で、最大トルクを3000回転で発生することからも、アクセルを開けて高回転まで回すのではなく、低・中回転域を使ってそのトルク感を楽しむエンジンといえます。最近は電子制御を取り込むモデルも増えていますが、そういった機能は装備していません。乗り手のライディングテクニックだけが、マシンの動きを左右するシンプルさは、ライダーを成長させてくれることでしょう。そんなエンジンから車体右サイドに流れ出るマフラーは、2in1で太いサイレンサーへとつながり、そのサイレンサーが車体のマッシブ感を高めています。
根本の部分はアナログチックですが、メーターにデジタルを採用したりテールランプがLED仕様だったりと懐古主義にひたりきっていないところも魅力の一つでしょう。
よりスポーティさを増したRスペックもラインナップしていて、こちらはクラシカルなワイヤースポークホイールではなく、12本のスポークで構成されたキャストホイールを採用し、さらにリヤショックはゴールドカラーが視覚的なポイントにもなるリザーバータンク付きです。そのぶん価格も4万6200円高くなっています。どちらの車両を選ぶにせよ、ボルトならではのオリジナリティのあるマッシブなスタイルは、乗り手にも強い個性をもたらさせてくれることは間違いないでしょう。
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