※本記事は姉妹誌レディスバイクからの転載記事です。
カスタムしてもしなくてもおしゃれでカッコよく決まる!
2017年の登場以来、人気の勢いが衰えないレブル250。おしゃれで、カッコよくて、扱いやすい手軽さ。そんなバイクにちょっとプラスして、落ち着いた雰囲気をかもし出すSエディション。気負わずいつも一緒にいられるパートナーにして、今日はどこへ走り出そうか。
HONDA広報さんのオススメポイント
- 足つきのよさ。Rebelと言ったら、何といってもシート高の低さからくる足つき性のよさ。ストップ&ゴーが多い市街地でも、ライディングの安心感につながります。
- 取りまわしやすさ。重心の低さからくる、取りまわしやすさも魅力の一つです。大きなバイクを操ることに自信がない方でも、またがってから車両を起こす時や、押し引きなどでも実感いただけると思います。
- Sエディションはいろいろなアクセサリーパーツを装着。より個性的なスタイルを楽しみたい方におすすめなのが、Rebel 250 S Editionです。ヘッドライトのカバーや高級感のあるダイヤモンドステッチ風のシートなどを採用した特別な仕様となっています。
HONDA REBEL 250 S Editionのスタイリング
COLOR VARIATION
ほどほどの丁度よさがたっぷりと詰まっている
軽くてかわいいシティクルーザー・レブル250。このバイク、2017年に登場してからというもの、人気の勢いが止まりません。そのおしゃれなスタイルと乗りやすさ、それになんといってもリーズナブルなプライスで大ヒット! 発売早々、販売台数は想定を大きく上回り、このクラスの中で2位以下を大きく引き離し、ぶっちぎりの1位です。
今では1100、500と2兄弟が追加されて3機種にシリーズ化さているけど、一番人気はやっぱりこの250。街中をぷらっと走れば、必ず数台は見かけるほど。現に、今回この撮影のために借りた車両で都内を走っていたら、まったく同じカラーリングのモデルにも遭遇しました。本誌では2018年に250の紹介記事を掲載したけれど、その後2020年にマイナーチェンジが行なわれました。主に装備類のアップグレードって感じなんだけど、灯火器類がすべてLEDになったり、ABSが標準装備になったり、アシストスリッパークラッチを採用したり…などなど。メーターも少し変わりました。どれもが、“えっ!このクラスで、しかもこの価格で?”って思っちゃうような充実の装備内容です。
今回試乗したのは、2020年のマイナーチェンジの際に追加された“Sエディション”というオプションパーツ装着車。粋なヘッドライトカウルやクラシカルなフォークブーツ、それにシート表皮もダイヤモンドステッチ風でおしゃれな雰囲気にかざられています。
そもそもレブルって、アクセントになるパーツが交換しやすいように、フレームにボルト留めで取り付けられています。だから簡単にカスタムできるのも魅力なんです。
なんと言っても、どこへ行っても見かける人気のバイクだからね、ちょっとでも自分らしい個性をプラスしたいじゃない? でも、いきなりカスタムするのは敷居が高いって人には、この、すでにちょこっとカスタムしてあるみたいなSエディションもオススメ。目立つ部分のパーツが追加されたり変更されているから、ちょっと落ち着いた感じというか…、なかなか雰囲気が変わります。
カラーリングもスタンダードモデルとは違うしね。当初はマットアクシスグレーメタリックだけだったんだけど、新たにこのパールスペンサーブルーも追加されて、2色展開になりました。
基本的なスペックは発売当初のモデルと変わっていなくて、エンジンはCB250RやCRF250L&ラリーなどに搭載さているものと同系の水冷DOHC単気筒。CBR250Rの時代からだともう11年前から日本を走り回っています。つまり、それだけ市場経験を積んでるということで、信頼できるタフなエンジンです。熟成を重ねてきたこういったエンジンを積んでいることがプライスを抑えるのに一役買ってるんだろうね。でも見てのとおり、レブルに安っぽさはありません。車格もこのクラスにしては大柄。ハンドルがちょっと高くて、足は軽く前方へ出すゆったりとしたポジション。それなのにスリムで軽量。またがった印象は“華奢”ともいえるほど。シート高も低くて、小柄なライダーでも安心できる足つき性。だから取りまわしがすごくラクチン。あえていうなら、ちょっとハンドルがワイドで、小柄な人だと遠く感じるかも。でもアシストスリッパークラッチを採用しているから、クラッチレバーは軽くて扱いやすい。せっかくカスタムしやすいように設計されているバイクなんだもの。どんどん自分好みに変えてしまいましょう。でも、ノーマルのままでも大丈夫。非力なビギナー女子でも扱えて、高身長の男性ライダーでも満足できる、絶妙なサイズ感なのは間違いないです。ちょうど普通二輪免許取得のため教習所に通ってる高校生男子が親戚にいるんだけど、 「レブルってカッコいいよなー、免許取ったら乗ってみたいなー…」、 なんて言ってましたね。この男子、けっこう背が高くて170㎝台真ん中くらいあります。でも、レブル250なら、小さいとか、きゅう屈な感じはまったくしないだろうな。
実際に走らせてみると…、まずエンジンの鼓動感が素敵。パタパタと心地よい音を奏でます。軽やかな振動が体に響いてくる。小さな排気量のシングルだけど、オフロードモデルにも使われているエンジンだけあって、中速でのトルクもしっかりあります。だから、流れのいい道でクルマをパスするのにも、ストレスを感じません。ハンドリングもクセがなくて、素直でスムーズ。交差点を曲がるような低速ターンでもハンドルが切れ込んだりはしません。ホイールベースが長くて迫力ある太いタイヤなのに、ヨイショ!って感じでもない。小型軽量なバイクって、どうしてもふらつきやすいところがあるんだけど、工事中の路面の継ぎ目とかでもハンドルを取られずにしっかりと安定しています。直進安定性もバッチリ。極端に身軽な動きは期待できませんが、ストリートをキビキビ走るのに不安のない敏捷性はあります。
そして、ブレーキも普通のバイクのように扱えるんです。コレ、知らない人も多いんだけど、クルーザー…、とくに大型のモデルって、一般的なストリートバイクやスポーツバイクとちょっと違って、リヤブレーキを多めの比率で使ったブレーキングをすることが多いんです。理由は、長くてとても重いぶん、後輪にもそれ相当の重さがかかってて、後輪からの制動力を活かしたほうが効率よくバランスよく止まる、ということです。ハナシがそれてしまいましたが、レブルはちゃんとフロントブレーキがしっかり効いて、普通の感覚で使えます。
またクルーザーデザインのバイクはその車高の低さから、リヤサスペンションのストロークが少なめなことがあります。レブルもかなり低めですが、ギャップを越えてもオシリにガツンとくるような衝撃は、街中で普通に走る程度で感じることはありませんでした。いい意味で、本当に普通に乗れます。ファーストバイクにレブルをチョイスして、今後いろんなバイクにチャレンジしたいっていうビギナーも、これまでいろんなストリートバイクを乗り継いできたベテランも、街中から郊外のツーリングロードまで、自然に扱えるライトクルーザーなんです。いろんなところがほどほどでちょうどいい…。性能もスタイルも。とにかくバランスがよくて、それでいて手を出しやすい価格。このままでもいいけど、あとから少しずつカスタムして、自分スタイルを作っていくことも簡単。そういうところが、ウケているポイントなのかな。
自然体のままが心地いい パートナーのようなバイク
見た目は特徴的なおしゃれなバイク。だけど走っての性能は、普通に使えるシティクルーザーです。このままでももちろんカッコいい。ステキなカフェの前に停まっていても、しっかり絵になります。だけど何よりゆったりと気負わず乗れるから、ロングツーリングも軽々こなせるでしょう。いつも一緒にいても気をつかわない、自然体な自分でいられる、人生のパートナーみたいな存在になってくれるバイクだと思います。 いきなり購入を決めるのは不安だという人は、ホンダゴーバイクレンタルにて、東北エリアから九州エリアまで多くの店舗で借りることができるので、まずは乗り味を試してみるといいかもしれません。
HONDA REBEL 250 S Editionのディテール
HONDA REBEL 250 S Editionの足つき&乗車ポジション
HONDA REBEL 250 S Editionのスペック
- 全長×全幅×全高
- 2,205×820×1,090㎜
- 軸間距離
- 1,490㎜
- シート高
- 690㎜
- 車両重量
- 171g
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒・249㎤
- 最高出力
- 19kW(26㎰)/9,500rpm
- 最大トルク
- 22N・m(2.2kgf・m)/7,750rpm
- 燃料タンク容量
- 11ℓ
- 燃費(WMTC)
- 34.1㎞/ℓ
- タイヤサイズ
- F=130/90-16・R=150/80-16
- 価格
- 63万8,000円(税込)
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