最近に関わらずだが、仕事でもニュースでも頭字語を目にすることが多い。頭字語とはいわゆる、複数の単語の頭文字をとった語句だが、もはや日常で目にしない日はないと言っても過言ではないだろう。
最近のニュースで言えば、
TPP
NATO
IAEA
これ、ぜんぶ分かる人はしっかりニュースを見て勉強している人だと思うが、ちゃんと答えられなかった人はぜひこの機会に覚えた方がいいだろう(笑)。ちなみに答えは
TPP→Trans-Pacific Partnership
(環太平洋戦略的経済連携協定)
NATO→North Atlantic Treaty Organization
(北大西洋条約機構)
IAEA→International Atomic Energy Agency
(国際原子力機関)
である。
このような頭字語はいわゆる省略語の中の一部であるが、一般的な省略語は日本語でも分かりにくいものはたくさんあるが、英語の省略語となると、さらに馴染みがないだけに難解だ。例を挙げれば、
TNX→Thanks
(ありがとう)
BTW→By the way
(ところで)
JIC→Just In Case
(万一に備えて)
TNXは文脈でわかりそうなものだが、BTWとかJICと言われても正直意味が分からない。
でもこれ、調べてみると用例は星の数ほどあってハードルが高いのだが、わりと日本人の間でも定着しているものもあって、なかなかおもしろかったりする。
参考記事
【ハウツー】省略英語でTwitter! – 効率的つぶやきレッスン 1限目 (1) 英語の省略表現 1 | ネット | マイコミジャーナル
こちらによると省略語は下記のパターンに大別される。
・数字に置き換えるパターン
・読み方から一文字に置き換えるパターン
・覚えるのみ! の一文字パターン
・会話の発音をもとに省略しているパターン
・頭文字で短縮するパターン
・スラッシュを使った省略パターン
・前置詞を省略するパターン
・言語・国名表記の省略パターン
詳しい用例は記事を見てほしいが、これを読んで、たまに文中で出てくる数字は省略文字だったのかと、今更ながら知った次第だが、上級的な使い方になるともはや原型をとどめておらず、意味を理解するのは至難の業である。
ちなみに上記記事で出てきた中からひとつ例を出すと、
U on fb btw?
は
Are you on Facebook by the way?
(てゆうか、フェースブック入ってる?)
という意味らしい。もちろんこれはテキストメッセージとして使われる場合だが、なんだか暗号みたいでおもしろい。まぁこのへんの用例は、日本語で「マクドナルド」を「マック」と言うか「マクド」と言うかといった、ローカルルールがあるように、コレと決まっているわけではないと思うが、同じ言葉を仲間内で使う連帯感が何となくあって、すごくステキである。
ちなみにバイク乗りに関連して言えば、そもそもバイク(bike)はbicycle、オートバイ(auto by)はauto bicycleの略語だそうです。いやはや世の中には知らないことが多いですな。