家族と離れて暮らすことになり(いわゆる単身赴任ってヤツです)、これを機に少しばかり生活のリズムに変化を付けるために銭湯通いを始めようと思っている。パソコンに向かって根を詰めているときに、ふと広い湯船に浸かりたいなぁと思うことがたまにあるのだ。そんなとき、編集部から歩いて5分ほどのところにある銭湯に、何度か足を運んだことがあった。大人が4、5人は入れる大きな湯船に浸かって手足を伸ばしたときのじわっ〜とわき上がってくる開放感は何物にも代え難いものであった。そんなわけで、日々銭湯にかようことで気分転換になればいいなと思っているのだ。さらに東京都浴場組合(銭湯経営者たちの組合)によると、なんとエコにもなるとのこと。まさに、二兎を追えてしまう銭湯通いなのである。
インターネットで調べてみると、自転車でちょっとそこまで…、の感覚で行ける場所に数軒の銭湯がある。でもって銭湯によっては数種類の湯船が用意されていたりするらしい。場所によって変化があることは、探訪するには十分な理由である。ただ一つ残念なのは数年前は380円だった入浴料が、今では70円アップして450円になってしまったこと。銭湯に行く人口が減ったためなのかランニングコストが上がっての値上げなのかはわからないが、この先、たび重なる値上げが起きないよう願うばかりである