いきなりだけどボクには小さいながら夢がある。その一つはアウトドアを楽しめる家庭を持つこと。簡単にいってしまえばボクの趣味を家族みんなで楽しめないかという安直な考えなんだけど、アウトドアって子どもの教育にもいいっていう話も聞くし、奥さんの協力さえあればけっこう実現可能な夢だと思うんだよね。
もともとバイクに乗り宛てもなく走っては野宿して楽しんでいたボク。編集部に入ってからはキャンプ場を利用して合法的に野宿(?)する方法を覚え、このシーズンになると恒例のようにキャンプに(連れられて)行っている。プライベートでもディキャンプにも出かけるようになったし、アウトドアのスキルも経験も上がった。自分で言うのもなんだけどすっかり“板”に付いてきたと思う。実は今日も次号タンスタの撮影でキャンプに行ってきた。場内には平日にもかかわらず他にもお客さんがいて、けっこうにぎわっている。多くは家族連れで、子どもと一緒に川で泳いだり水をかけ合ったりするお父さん、それを料理の用意をしながら遠くから眺めるお母さんの姿を見ると本当にほほえましいし、うらやましく思う。「家族でこうやって遊べたら楽しいだろうな」という思いも一層大きくなった。
ただ、そこに立ちはだかるのが“相方”問題(笑)。確かに世間的には“山ガール”や“釣女(ちょうじょ)”というように、「アウトドアを楽しんでいる女性は多い」と聞く。しかし、山に行けば虫に刺されるし、キャンプするならキャンプ場でもお風呂に入れないなんてことも決してめずらしいことではない。他にもトイレ、天候etc…、衛生面など女性にとってネガな要素が多いと思う。大前提として、「女性がそんな都合よくキャンプをしてくれるのか」というのがボクには疑問なのだ。
子どもと一緒に外で遊ぶお父さん、そんな妄想を膨らませる前に、一緒にアウトドアを楽しんでくれる素敵な伴侶を見付けないとな。あれ? 全然小さくないな、この夢…。