チャンカメの「野球部所属の息子を持つ母親の話」を読んで、自分の学生時代を思い出した。
ボクは小学校3年から高校3年までサッカー部に所属していたのだが、まさにその野球部の息子と同じく、毎日のように汗臭い洗濯物を量産していたクチである。その洗濯物たるや相当のクサさだったわけだが、自分でもクサいのだから、いくら息子のとはいえ、けっこう厳しいものがあったに違いないはずである。それに加えて、親父の汗まみれの作業着もあったので、お風呂場の脱衣所はかなりの異臭を発していたわけである(笑)。
またボクの場合は、毎日の洗濯物に加え、弁当もあった。高校には学食があったのだが、食費を浮かせるためにも、毎日弁当を持たせてくれていた。今ではもうどんなものが入っていたか忘れてしまったが、とにかく育ち盛りの自分のために、ご飯と肉がたっぷり入っていたことだけは覚えている。ときにはホントにご飯の上に肉だけってときもあったりして、今思うと「忙しかったんだろうな」と思う。
そんなことを考えると、チャンカメの話に登場するお母さんよろしく、ウチの母親も毎日大変だったろうなぁ、とつくづく思う。身体はでかくなっても、中身は子どもなので、わがままもよく言っていたはずだし、反抗期なんかも当然あった。でもそういうことって大人になったり、実際に自分に子どもができてから気付くことも多くて、「あのとき、なんて親不孝なことをしたのだろう」とかすごく反省して、思わず今になって電話してみたりとか。
実際自分も部活がかなりきつかったので、居間で寝てしまうことなんて日常茶飯事で、お風呂で寝てしまいメチャクチャ怒られたこともあったりした。この歳になっても、実際会って小言を言われるとカチンと来ることもよくあるのだが(笑)、いつまでたっても親が親なら子どもも子どもである。久方ぶりに実家に帰り、親孝行らしいことでもしないといかんな、とチャンカメのコラムを読んで思ったしだい。さて、とりあえず甘いものでも買って帰るかな。