日進月歩は少々ツライ

突然ですが、ボクが使っているパソコンのスペックをさらそうかと思います。基本的にボクはノートブック型ですべて仕事をしているのですが、機種としてはマッキントッシュの“iBook G4”というヤツを使っております。パソコンに詳しい人はここで「ずいぶん古いの使ってるんだなぁ!」ということがわかるでしょう。

具体的なスペックとしては、プロセッサ1.33GHz、メモリは768MB(これでもノーマルよりも増設してます)、ハードディスク容量は60GBほどです。「うぉ~、そんな低スペックなヤツで仕事してんのか!」と驚く人が多いでしょうね。しかし! みなさんがこれまでに読んできたタンデムスタイルの中で、ボクが担当してきた誌面は間違いなくこのパソコンから生まれています。カメラマンさんから渡されたツーリング写真のデータを読み込み、文章のテキストを打ち込み、日本全国津々浦々に持っていき…。現在では低スペックという地位になってしまったノートパソコンですが、現在もどうにかこうにか動いています。

それにしても…。パソコンも含め、デジタル機器の進歩の早さはすさまじいものがありますよね。ボクのiBookにしても、使っているのはわずか6年ほどです。えぇ、ボクにとって6年は「わずか」だと思います。だって購入時の価格は、20万円はしなかったと思いますが、15万円以上はしましたからねぇ…。そんな大金をはたいて買ったものが、5年もしたら「古いなぁ~!」と驚かれてしまうほど低スペック化しているというのが、どうにも解せません。よく一緒に仕事をするカメラマンさんとかも、苦笑しつつこういう状況を嘆いています。デジカメの性能は日進月歩で上がっていく。最新のカメラをそろえると、写真データの容量も重くなっていくので、パソコンも上級グレードのものを買わなくてはならない。「仕事するための機材を買うために仕事してるようなもんだよ」と…。

バイクであれば、古くてスペック的に劣るものでも“味”という魅力が出てくるのでいいんですが、パソコンの世界ってのは徹底的に“スペック至上主義”ですよねぇ。データを読み込むのが遅い、最新のソフトなどが使えない…などなど、古いパソコンを使っていても、感じるのは不便ばかり。「読み込みが遅いのも味なんだよね…」なんて、そんな境地に達するほどボクはパソコンオタクというわけでもないし、世知辛い世の中を嘆くばかりです。モノを大切に長く使うというのは、美徳のはずなのに…。

ただ、不便を感じることはあるとはいえ、どうにかまだ現役で使えるほどの能力は有しているのかなと思います。これからもコイツで、オモシロい誌面を生み出していきますよ。…あれ、こういうのが愛着っていうのでしょうか。

マンボサイトー

written by

マンボサイトー

「マンボ」というニックネームはマンボウ似であることから名付けられ、当初はかなり嫌がっていたものの、最近ではそれほど気にならなくなってきた。ビッグバイクよりも中小排気量 の方が好き、人気車種よりもマイナー車の方が好き、というあまのじゃくな性格の持ち主でもある。

このコラムにあなたのコメントをどうぞ

この記事が気に入ったら
いいね!とフォローしよう

タンデムスタイルの最新の情報をお届けします