つい最近、Apple TVを買った。Apple TVとは、iPodやiPhoneでおなじみのAppleが出している、TVをネットワークに接続することができるようになる製品である。TVをネットワークにつなぐと何ができるのかと言えば、ネットを通じて映画を購入またはレンタルできるようになったり、あるいはYouTubeやflickerなどのWebサービスが使えるようになったり、またパソコンや携帯電話などに入っている、動画や音楽をTVで再生することができるようになったりと、ネットワーク上にあるさまざまなコンテンツをテレビの大画面で観られるようにするシロモノである。
とはいっても日本でもPlaystation®STOREやTSUTAYA TVなどなど、TVを通じたコンテンツ系のサービスは多数あり、決して珍しいものでもなかったりする。それどころかApple TVは、実際触ってみるとまだまだ過渡期のなかで生まれた製品のように思える部分が多々あって、それはそれで今後に期待したいところなのだが、それでもおもしろいと思えるのは、やはりネットワーク上にある「オリジナルのコンテンツ」を、自由にあの大画面に映し出せるところにあると思う。
このパソコン以外のものがネットワークに繋がるというのは、携帯電話のiモードにはじまり、ここ最近では特に家電業界のホットキーワードになっている機能である。今では冷蔵庫や電子レンジなどもネットにつながる時代だし、クルマのカーナビなんてけっこう前からネットに繋がって渋滞情報を表示していたりしている。おそらくこれからの家電製品では必須機能になると思うが、そう考えるとやはりライダーにとって気になるのは「ネットにつながるバイク」ではないだろうか。
残念ながら今のところ製品として存在するモデルはまだないが、近い将来登場する可能性は、決してゼロではないと思うわけである。でももともとバイクはシンプルにできている部分がウリだったりするので、ABSやFIの例でもあるように、複雑な機構を必要とするものは、その実装までにかなりの時間を費やすことは確かである。果たしてどういう機能が備わったら、バイクがより便利に、そして楽しくなるのか、夢は膨らむわけだが、試しに近くにいるライダーを教えてくれるバイクがあったら、すごく楽しくなりそうな気がするのだがいかがだろうか? いつでもどこでも気軽にプチミーティングができるバイク…。
うーん、あんまし売れないんだろうな…(笑)。