先日、捜し物をしているときに、机の引き出しから書類にまぎれて写真が数枚出てきた。昔のバイク仲間らとのスナップ写真である。もう10年くらい経つだろうか。まだ友人を介してのつながりはかろうじてあるが、都合がつかないことが増え、いつのまにかごぶさたになっている。風の噂だと、その後チームは若い子たちも増え、いろいろ走りに行ったりしているようだ。あのころはホントに楽しかったな、と友人ともたまに話題になるが、こうして写真を見るとまたよりいっそう鮮明に思い出す。
信号を過ぎたところで振り返る、愛車にまたがる私。ボーっとしていて赤信号に気付くのが遅れ、その瞬間を後続の仲間に撮られたところである。「コラ〜っ! 信号無視だぞ〜!」ニヤニヤしてどなっている仲間の姿が印象的であった。湖にキャンプに行ったとき、いつもは硬派な人間がめずらしく酔っぱらって、ちょっとこわれかけている写真。カラオケでのバカ騒ぎ、ツーリングの休憩中の一コマなど、こうして眺めていると、あんなこともあったな、こんなこともあったっけ、と思い出がイモヅル式に出てくる。もうずいぶん昔の出来事なのに、つい昨日のことのように思い出すから不思議なものである。
みんな結構なおっさんやおばさんになっただろうな〜と思うが、ふと、そういえばそれぞれの愛車はその後どうなっているんだろう? と気になった。わたしは昔のままを維持、という状態であるが、みなはそれぞれどうしているだろう。当時はずいぶんカスタムの話で盛り上がっていたけど、相変わらずであろうか。そうだなぁ…仲間にも、愛車たちにも、また会いたいものだなぁ。