パソコンで文字を打つときの入力方法といえば、ローマ字打ちとかな打ちだ。ボクはつい最近までかな打ちだったのだが、間違いなく主流はローマ字打ちの方だろう。今では学校できちんとローマ字入力を教えてくれるわけだが、ボクは教育機関でパソコンの使い方を教わったわけではないので、パソコンの扱いはほぼ独学である。
なので、パソコンを扱いたての当初は、ローマ字打ちとかな打ちのどちらをマスターしたら文字が速く打てるかということを考えた。その結果、たたくキーの数がなるべく少ないほうが入力スピードも速かろうという結論に達し、ボクはかな打ちを選んだのである。
実際のところはどうなのかといえば、まぁ誰でも分かることだが、かな打ちの方がキーをたたく回数は圧倒的に少ない。例えばかな打ちで「タンデムスタイル」と打ちたかったら、
た+ん+て+゛+む+す+た+い+る
と、9回キーをたたけば入力できる。
それに対しローマ字打ちだと
t+a+n+n+d+e+m+u+s+u+t+a+i+r+u
と倍近い15回もキーをたたかないといけないのだ。
これなら、かな打ちの方が圧倒的に速いと思うのだが、実はそれ以上にデメリットも多いのがかな打ちだったりする。何しろかな打ちは覚えるキー配列が2倍になるので、習得するのが大変なことが一番の問題点。さらにキー配列の範囲が広いので、手が小さい人は端のキーを打つのにホームポジションから手を移動させなければならず、非常に入力しづらい。あとはかな(JIS)配列以外のキーボードだと入力ができなかったりもするので、やはりトータルバランスを考えるとローマ字打ちに軍配が上がるのは間違いない。(異論反論あるでしょうが…)
ただし実際のところは個人がどんな入力方法を使おうが自由だと思うのだが、複数人でパソコンを使っていたりすると、何しろ多数派はローマ字打ちなので、実はかな打ちというのは肩身が狭い。特に入力設定をかな打ちに切り替えた後に戻し忘れたりすると、次の人を確実にイラッとさせてしまうので注意が必要だ。まぁ忘れなければいい話なのだが、急いでいるとついうっかりしてしまうことがよくあり、ボクもかなりの人をイラつかせた記憶がある(笑)。
ちなみに日本語以外の言語でも、だいたいアルファベットで入力するのが基本だが、そのベースとなっているものは発音だ。例えば中国語の場合、拼音(ピンイン)と呼ばれる、発音をベースに割り当てられたアルファベットの組み合わせが決められていて、それを入力して該当する漢字に変換する方式となっている。中国語以外でも、だいたいイマドキのパソコンは他言語対応がされているので、言語設定をいろいろ切り替えて、入力してみるとけっこう楽しいかもね。
もうかれこれ15年くらいはかな打ちで過ごしてきたが、今ではもうすっかりローマ字入力に頭が切り替わり、不便さを感じるようなことはまずなくなった。まわりでもほとんどがローマ字入力だし、かな打ちはもうすでにかなりの少数派ではないかと思う。それとかな打ちは年配の人に多い傾向があり、「かな打ち=年配」という構図もできつつあったりする。実はボクがローマ字入力に変更した理由の半分は、そんなレッテルをはられるのがイヤだったからなんだけどね…(苦笑)。
by Dpon2012/1/13 17:58
断然、かな入力ですよ。年齢に差別ありはどうかな。講義のパソコン
記録はやはりブラインドタッチのかな入力でないと不可能。
ローマ字だと、常に頭でカナでローマ字に分解して変換を考えてからの入力。指に直接指令が送れず、僕には賛同できない入力法です。