先日、関東では雪が降ったが、積雪4cmに達したのは6年ぶりだったそうである。雪の多い地方の人にとってみればたいした話ではないだろうが、やはりちょっとの雪でも大騒ぎになるのが、都市圏である。まだ夜のうちに降って、朝には止んでいたのでそれほどひどい事態にはならなかったが、それでも道路のいたるところはカッチカチに凍りついて、いつもの通勤路がよろよろ歩く大人たちでいっぱいだったのは、ちょっとだけほほ笑ましい風景であった。なかには凍った道路を原付で元気よく走っていた若者もいたが、彼は無事目的地にたどり着いたのだろうか。
しかしながらニュースにもあったが、現在建設中の東京スカイツリーから巨大な雪の塊が落下したと聞いてびっくりした。確かに十分考えられることだし、なにもスカイツリーに限らず、あらゆる建築物でそういった可能性は十分に考えられる。でも、外にいると、意外と頭上を気にして歩くことなどほとんどないことに気付くわけである。やはり歩いているときは携帯電話をのぞき込んでいるか、せいぜいお店の看板類を見る程度。頭の上に何があるのかなんて、意識しないと見ることはないが、そんなことではある日突然人生が終わってしまう事態にもなりかねないわけである。まぁそうなっても後悔する術もないわけであるが、そういったリスクもある程度は考えておくに越したことはない。
ちなみに地震が起こった際も、落下物によるケガや死亡事故というのはけっこう多いのだそうだ。確かに頭上を見上げると、すぐにでも落ちてきそうな看板はあるし、ビルのタイルなんかもヒビが入っているところもあったりして危険なことこのうえない。まぁ年中上を見て歩いていたら、今度は穴に落ちるかもしれないが、人間いつどんな災難に遭うのか分からないので、最大限注意したいところである。ちなみに隕石が人に直撃する確率は、一説によると1/100億だそうである。宝くじの一等に当たる確率が1/1000万だそうだから、そうそうあることではないが、実際に海外で直撃した話もあるそうなので、やはりゼロではないところが怖いところだ。まぁこの場合は上を向いていたところで避けられるものでもないんだろうけどね…。